私の記憶帳

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可能性の少ないことこそやってみる価値はある。

2010年03月16日 10時10分20秒 | Weblog
対象を絞りこんだり、価格を高くしたり、無駄にみえるようなことをしたりなど可能性が小さくなるようなことを避けてしまう人が多い。
でも可能性が大きいことで勝負すると大資本には勝てない。可能性が幾ら大きくても100%の人を満足させることは出来ない。必ず隙間や思いもよらないことがある。
だからくだらないと思うことでも考えてみる価値がある。
大量生産、大量販売は生活必需品の分野では強い。位置づけがはっきりしているからだ。
しかし潤いを与えたり満足感を与えたりすることでは必ずしも勝者になれるとは限らない。
かってプロ野球球団のダイエーホークスでは九州から全国的な球団になることを夢見てテレビ局に働きかけて全国放送をしていただこうとしていた。何度かは実現出来たのだが結果はみじめだった。視聴率が1%しか取れないのだ。地元のテレビ局も努力して協力して実現したのだが実力が伴っていなかった。
そこで発想を変えて徹底した地元主義に変えた。ダイエーホークスが主催する試合はたとえ放映権収入が0であっても全試合をテレビ中継していただくように手配した。そしてテレビ中継する日程を早くから知らせた。球団は自分たちから積極的にテレビ中継する日程を教えることはしない。理由はテレビをみてしまったらわざわざ球場へ足を運んでくれなくなると考えているからだ。
つまり球場に来てくれる可能性が低くなるようなことはしないということだ。
でも果たしてそうだろうかと考えてみた。テレビならただで野球がみれる。球場にきてもらうよりははるかに野球と接しやすい。接してくれれば一度は行って本物をみてみたくなると考えたのだ。球場に来ていただくことを目的にしてそこがぶれないとあらゆる手段が思いつく。その手段の中にはくだらないと思うことやばかばかしいと思うこと、損をすることなどが逆に決め手になることが多い。将棋でもいい一手はほとんどの場合駒損か手損である。
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