森友・加計問題もどこ吹く風
5月15日に、東京・日比谷のプレスセンタービル10階のホールで開かれた『安倍晋太郎氏を偲び安倍晋三総理と語る会』でのこと。安倍晋三首相(62才)は妻・昭恵さん(54才)と母・洋子さん(88才)と共に出席していた。
その場所で昭恵さんはこんな発言をしていた。
「いいね!しただけで、あんなに責めなくてもね(笑い)」
昭恵さんの言う「いいね!」の発端は『週刊新潮』(5月10日発売号)の報道。安倍首相に近いとされる政治ジャーナリスト・山口敬之氏(51才)が知人女性を酩酊させてホテルに連れ込み、無理矢理性行為に及んだというものだ。
山口氏は報道後、自身のフェイスブックで報道を否定したが、その投稿に「いいね!」を押したのが昭恵さんだった。「被害女性よりも山口氏の肩を持つのか!」と、ネット上は瞬く間に炎上した。
「日ごろから“女性のために”と言って講演を開き、女性の味方だと訴えてきた昭恵さんですが、それも真剣なわけじゃなくて、すべて雰囲気で言ってるだけだとバレてしまいましたね」(『偲ぶ会』出席者の1人)
安倍首相は5月中旬に行われた報道各社の幹部が集まる別の会合でも、こんな軽口を叩いていたという。
「まぁ昭恵もね、悪名は無名に勝るっていうしね(笑い)」
全国紙記者は、「こんな時に、気が緩んでいるとしか思えない」とため息をつく。
「安倍首相は森友問題について、国会で“私や妻が関係していたとなれば、首相も国会議員も辞める”と軽々しく進退について発言した。それを洋子さんからこっぴどく叱られ、再三“軽率な発言は慎むように”と言われているそうですが…」
◆4月末のロシア訪問でも酔っ払い
昭恵さんは森友問題で3月中旬から休止していたフェイスブックを4月半ばに再開。一時は公の場で涙を見せるほど憔悴した様子だったが、今は以前と比べイキイキと活動している。5月23日にフェイスブックを更新した際は、首相の地元・山口のマラソン大会に参加する予定のようで《エントリー完了。本当に走れるのだろうか》と投稿していた。
「たび重なる問題発覚に、洋子さんは“もうどうにもできない”と匙を投げた状態。それに対し、昭恵さんも“じゃあ勝手にさせていただきます”と開き直ってしまった。一連の騒動も、昭恵さんの中ではすっかり“終わったこと”になっているようです」(別の全国紙記者)
批判にも免疫ができ、何を言われても不感症。まさに「蛙の面に小便」状態である。
「2月のトランプ米大統領夫妻との会食で、昭恵さんだけがハイペースでワインを飲んで酔っ払い、冷たい視線を浴びました。そもそも昭恵さんは酒の席で問題を起こすことが多い。
2015年に酔って布袋寅泰さん(55才)をバーに呼び出し、彼の首に腕を絡ませてキスをしたこともあった。その反省も忘れたようで、4月末に安倍首相とロシアを訪れた際も、懲りずに酔っ払っていた。周囲は辟易としていました」(政治ジャーナリスト)
夫妻がのうのうとしている間に、自民党内部では首相の座を狙う「ポスト安倍」の動きが活発になっているという。「悪名」は「無名」に勝るどころか、自らの「命取り」になる。そのことに、いまだ気づく様子はない。
※女性セブン2017年6月8日号