どうも!こばやしです。
今回は天才について少しばかり。
天才って言葉にどんな印象を抱くでしょうか。
「天才はいる。悔しいが。」
この言葉の元ネタはトウカイテイオーですが…
競走馬における天才は、展開や鞍上に左右されることの無い、絶対的なパフォーマンス。
ただ、オグリやタマモなんかは怪物感はあれど、天才というイメージでは語り切れない気もします。
どちらかといえばサッカーボーイのほうが天才感ありますよね。
…競馬ネタから離れましょう。
仕事をしていても、天才はいるなぁって感じることがあって。
同僚に亀井くん(仮名)という男の子がいるんです。
彼はとにかく見た目が軽い。
髪型にこだわりを持っていて、セットに時間がかかるようなタイプ。
軽いのは仕事面でもそうで、熱さだったり真剣味には欠ける"ように”見られている。
もっとも、泥臭いことが嫌いで、意識的にそう見せているのかもしれないのだけれども。
亀井くんの天才たる所以は、人との心の距離の詰め方。
これがとにかく天才的なんですね。
どんな相手でも、瞬時に仲良くなれてしまう。
しかも相手が、これ以上は触れられたくないな…と思うような心の距離の一歩ギリギリまでしか近づかない。
このバランス感覚が天才的なんです。
人を傷つけるような言葉を決して吐いたりしない。
私なんかは、心理学や人間関係の本なんかを読んで、理論的に学んで実践して、そこに経験を重ねて試行錯誤しているスタイル。
でも亀井くんは、絶対にそんな勉強なんかしていない。
天性の感覚でやってのける。
彼は顧客はもちろん、クレーマーとも仲良くなってしまうレベルです。
それだけに、仕事に関しても彼が本気で取り組めば私なんか、取るに足らないレベルなのです。
それだけ亀井くんの能力は高いんです。
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また、彼は仕事に対して、良い意味で不真面目です。
緊張していたり、悩んでいるような後輩に対しても、持ち前の明るさで和ませる。
上席から見れば、ふざけているようにしか見えないようなやり方で、です。
しかし、そういうことをしている亀井くんは、上席からの評価は芳しくありません。
見た目も軽いですからね。
亀井くん自身も、特に上席から気に入られようとも考えておらず、見た目も注意されても自分のスタイルを貫いています。
しかし私も含めてですが、彼を悪くいう人はいません。
それでも会社から、彼のような天才が評価されないのは、間違っているのでしょうか。
いや、矛盾するかもしれないけど、間違っているわけではないと思います。
彼は、批判されるべくして、批判されている。
たかが見た目の問題とはいえ、上役が好まないようなスタイルを貫くというのは、そうなることも明白です。
わかっていたうえで、それを選択している以上は仕方がないこと。
能力だけ見れば天下一品。
ただ、立ち振る舞いに難がある。
古い価値観のオッサンたちが上にいる間は評価されない。
そんな亀井くん。
私は彼のことが大好きですし、尊敬しています。
努力だけではどうすることもできない壁を悠々と超えていく存在。
しかし、彼にとって会社という籠は窮屈すぎるのかもしれませんね。
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