佐藤英彬
2017年5月29日21時05分
戦後初の国産旅客機YS11が29日、所属する航空自衛隊美保基地(鳥取県)から愛知県営名古屋空港(同県豊山町)に飛来した。1965年製造の152号機で、この日が最終飛行。滑走路を共用する空自小牧基地の格納庫で保管される。今後、県に貸し出され、空港内に11月開業する「あいち航空ミュージアム」で展示される。
同空港はYS11が初飛行した「生誕の地」。空港には多くの航空機ファンが詰めかけた。YS11は愛知県の大村秀章知事らを乗せ、午後3時過ぎに空港上空に到着。ゆっくりと旋回した後に着陸し、放水アーチの歓迎を受けた。
空自によると、152号機は隊員輸送などに使われ、規定の総飛行時間を迎えたために引退が決まった。YS11は空自に8機残るが、人員を輸送する機体はなくなるという。(佐藤英彬)
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