広島原爆投下“第一報” 岡ヨシエさん死去
旧日本軍の司令部に学徒動員され、広島市に原爆が投下された直後、「広島が全滅です。新型爆弾にやられました」と第一報を軍に伝えたとされる、岡ヨシエさんが、悪性リンパ腫のため亡くなりました。86歳でした。
岡ヨシエさんは昭和20年、高等女学校の3年生だった14歳のときに、広島城にあった旧日本軍の司令部に連絡係として学徒動員され、原爆が投下された直後に「広島が全滅です。新型爆弾にやられました」と電話で第一報を軍に伝えたとされます。
自身も原爆の後遺症に苦しみ、被爆した元教師などで作る会に所属して、当時の体験や平和への願いを訴える証言活動を長年にわたって続けてきました。
去年5月にアメリカのオバマ大統領が広島を訪問する直前には、原爆の被害を語り継ぐ会に参加し、「罪のない市民がどんな苦しみを受けたのか、しっかり見てもらいたい」と発言していました。
親族によりますと、岡さんは悪性リンパ腫のため、ことし3月に入院して治療を受けていましたが、今月19日に亡くなったということです。
自身も原爆の後遺症に苦しみ、被爆した元教師などで作る会に所属して、当時の体験や平和への願いを訴える証言活動を長年にわたって続けてきました。
去年5月にアメリカのオバマ大統領が広島を訪問する直前には、原爆の被害を語り継ぐ会に参加し、「罪のない市民がどんな苦しみを受けたのか、しっかり見てもらいたい」と発言していました。
親族によりますと、岡さんは悪性リンパ腫のため、ことし3月に入院して治療を受けていましたが、今月19日に亡くなったということです。