佐藤琢磨選手といえばモーターレースをほとんど見ない僕でも知っている選手で
さらにモータースポーツをほとんど知らない僕でもインディ500というレースは知っています
そんなインディ500で2017年佐藤琢磨選手が日本人で初優勝しました!!
こんなビックニュースがTwitterでトレンド入りしてなくて「なんでじゃ!!」って思ったので
今回はこの大偉業について調べた内容をなるべくわかりやすく記事にします!
もくじ
そもそもモータースポーツってなに?
モーターや原動機、いわゆるエンジンを使って動く乗り物を使った競技の事で
4輪自動車や2輪自動車(バイク)だけでなく、飛行機、モーターボートなど
エンジンのついたあらゆる乗り物を使った競技は全てモータースポーツとなります
そんなモータースポーツの中でも
4輪自動車を用いて行われる競技は「自動車競技(レース)」といい、
バイクを用いて行われる競技は「オートバイ競技」といいます。
そんな「自動車競技」の中に今回のインディ500というレースがあります
インディ500ってどんなレース?
インディ500は正式にはインディアナポリス500マイルレースといって
名前の通り500マイル(800km)を時速300km出しながら走るモータースポーツレースです。
そしてモナコGP(F1世界選手権)、ル・マン24時間レース(FIA世界耐久選手権)と合わせて
世界三大レースと呼ばれています。歴史と伝統、なにより人気のモータースポーツです。
その歴史は自動車競技の正式な記録として残っているのは1894年のパリでのレースで、
インディ500は1911年に初開催となっており、その歴史からもレースの凄さが伺えますね
とにかく古くて歴史があるのはわかったけどピンとこないという方は
こんな感じの車(フォーミュラカー)が走るやつ!って思うとなんとなく想像出来ると思います
F1とインディ500って何が違うの?
さらにインディ500を語る上でちょっと話が逸れますが、F1と比べてみます
上記のフォーミュラカーのレースっていうとF1がやっぱり先にイメージしますよね
僕もとりあえず車で速いレースってF1じゃん?ってな感じでした。
じゃあF1とインディ500って何が違うのかというと
レース主催者や開催国(コース)、チームや参加台数とか排気量とかは当然ですが
とにかくレースにおいて重要な「速度」「コース」「マシン」の3点が違います
速度が違う!最高速度はなんと380km/h!!
まず速度ですが、F1が最速!と思われがちですが(僕も調べるまでそうでした)
実はインディ500の方が速いです!ざっくり具体的にいうと
- 【瞬間最高速度】 F1:370km インディ500:380km
- 【平均最高速度】 F1:260km インディ500:350km
となっており、インディの方が平均、瞬間共に速いというのは一目瞭然ですね
コースが違う!シンプルなので速度が出やすい!!
平均速度が違いすぎる!というのにはコースが大きく関係しています。
開催国が違うとか、形状が全く異なっているではなく、そもそもコースの分類が違います
F1の場合はサーキットコースのロードコースと呼ばれるものです。
直線やカーブ、加速減速などを多様して進むのが特徴です(鈴鹿サーキットなど)
インディ500の場合はサーキットコースのオーバルトラックと呼ばれるものです。
陸上のようなシンプルなトラックになっているのが特徴です(ツインリンク茂木など)
インディの方がシンプルなため、速度が出やすいというのがわかりますね
マシンが違う!平等なのでドライバーの腕が最も重要!!
ここが違いの中で個人的に最も面白いと思う点なのですが、
F1の場合はレースチームが1から作成したマシンでレースに参加します。
インディ500の場合は規定のマシンを購入してレースに参加します。
つまり速度、コースも踏まえて少し大げさに言うと
F1はチームの財力によるマシンパワーによって勝負が大きく左右されますが
インディ500はマシンが平等な為、ドライバーの手腕によって勝負が決まるということです。
ドライバーレースの頂点の立った佐藤琢磨はすごい!
先述の通りで、ドライバーによって勝敗が決まるインディ500において
2017年に優勝した佐藤琢磨選手がいかに凄いかがわかるでしょう!
とくにモータースポーツは凄まじい集中力によって1試合で3キロも痩せるそうです。
さらに一歩間違えば命を落とす危険なスポーツの為、まさに命を懸けた真剣勝負!
僕なんか高速で100キロ走行するだけでヒヤヒヤしてるのにその三倍以上の速度
かつ800km近くを休憩なしで競う常人には考えられないレースを佐藤琢磨選手は制しました。
まとめると日本人初という偉大な功績を残した
わかりやすくまとめると
101年の歴史があって観客動員は1日で40万人という超大人気モータースポーツレースで
(比較するとオタクの祭典コミックマーケットの場合は3日で50万人)
そんな100年の歴史で歴代の日本人ドライバーでは表彰台に未だ乗れなかった世界の中で
佐藤琢磨のモットーである「ノーアタック、ノーチャンス」の通り挑み続けた結果、
2017年日本人初の世界三大レースインディ500で優勝を果たしたのが佐藤琢磨選手です!
・・・僕がなぜこの記事を書いたのかというと
もちろん佐藤選手すげーぜ!というのをさらに深く皆さんに伝えたかったのもありますが
なぜTwitterのトレンドに乗ってない?!だったらオレのブログで後押ししてやらあ!という
そんな気持ちで記事を作成した次第です。
この偉業がこの記事を読んで頂いた方に少しでも伝わっていたなら幸いです!!
佐藤琢磨選手!優勝おめでとうございます!!