スリランカ 記録的大雨で169人の死亡確認

スリランカ 記録的大雨で169人の死亡確認
スリランカでは、14年ぶりという記録的な大雨で地すべりなどの被害が拡大し、これまでに169人の死亡が確認されたほか、100人以上の行方がわからなくなっていて、軍などが捜索を続けています。
スリランカでは先週から続く大雨の影響で、各地で地すべりや洪水が相次ぎ、防災当局によりますと、これまでに全土で合わせて169人の死亡が確認されました。また、住宅が押し流されるなどして102人の行方がわからなくなっていて、軍や警察が捜索を続けています。

一部の地域では土砂崩れなどで道路が寸断され、孤立している集落に軍がヘリコプターで食料や医薬品を届けていて、影響を受けている人たちは、全土でおよそ50万人に上るということです。

防災当局は、およそ250人が犠牲となった2003年以来の、14年ぶりの記録的な大雨だとしています。そして、今後も強い風をともなった雨が続くと予想されることから、川沿いの地域を中心に住民に退避するよう呼びかけています。

スリランカ最大の都市コロンボにある日本大使館によりますと、日本人が被害に遭ったという情報は入っていないということですが、現地に滞在している日本人に注意を呼びかけています。