山尾恭生氏が代表取締役を務める株式会社アメーシアの取締役で、民進党で東京2区から出馬予定の松尾明弘弁護士/民進党のHPより
【11月11日、さくらフィナンシャルニュース=東京】
株式会社アメーシア(東京都千代田区)の代表取締役の山尾恭生氏が2200万円を超える金額の金員を、法的に求められている取締役会の決議を経ることなく、別に代表取締役を務める株式会社セレージャテクノロジーに対して、流出さえている問題で、同社の複数の株主らが、監査役を務める松尾明弘弁護士に対して、山尾氏を相手取って2200万円を返還するよう求める訴訟を、山尾氏に対して提起するよう、訴訟を起こすことを決めた。
山尾恭生氏は、1974年生まれで、東京大学教養学部を卒業後に、NTTに勤務したのちに、アルチェを起業。2004年に堀江貴文氏率いる当時のライブドアに買収され、その後は同社内部で上級執行役員などとして活躍した一方で、前民進党政調会長で現衆議院議員である山尾志桜里議員の夫にあたり、同議員の政治資金管理団体の初代会計責任者などを務めていた。
なお、松尾明弘弁護士は、山尾恭生氏の私立武蔵中学高校の同級生で、民進党衆議院東京2区(文京区、中央区、台東区)の次期選挙の公認立候補予定者。松尾氏をめぐっては、東京2区で「松尾明弘弁護士の政治家としての資質を検討する会」が結成されるなどしており、周囲が騒がしい。
松尾氏の対応が、注目される。【了】