[PR]

 「下関の駐車違反取締は容赦がないです」。駐車禁止のステッカー(標章)が貼られたパトカーの写真がツイッターで投稿されてインターネット上で拡散している。切符は切られなかったが、山口県警によるとパトカーでも取り締まりの対象になることはあるという。

 25日の午前11時前のツイート。アップされた写真には、路肩に寄せて駐車したパトカーのフロントガラスにステッカーが貼られているのが確認できる。ツイート直後から「身内でも違反は違反」「公務なのでは」と話題になり、29日までに4万7千回リツイートされた。

 ツイートをしたのは北九州市に本社がある小倉経済新聞。大谷竜也編集長(53)によると、写真が撮影されたのはツイートとほぼ同じ当日の11時前だった。場所は、下関市本町の公園そばの道路。近くに住む大谷さんの友人が通りかかり、駐車監視員がステッカーを貼っているところを見つけたという。フェイスブックに投稿した写真を許可をもらって会社のツイッターで投稿した。

 直後からツイッターで拡散し始めて話題になった。「こんなにリツイートされたのは、これと北九州市の成人式くらい」と大谷さん。「ちくしょう、記事を書けばよかったなと思いました」と苦笑いだ。

 パトカーが所属する下関署は「写真は本物です」。署によると、通報を受けて現場に向かったパトカーが駐車禁止の標識近くに止められたため、駐車監視員が貼ったという。公務中だったとして切符は切られなかった。

 パトカーでも取り締まりの対象になるのだろうか。

 県の道路交通規則では、駐車禁…

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら