セクハラの高校教諭 懲戒免職に

今月、大阪・堺市内の公立高校で、56歳の男性教諭が、担当する部活動の女子生徒に対し、裸になるよう強要するなど、悪質なセクハラ行為を行っていたことがわかり、堺市教育委員会は29日付けで、この教諭を懲戒免職の処分にしました。
懲戒免職の処分を受けたのは、堺市内の公立高校の56歳の男性教諭です。
堺市教育委員会によりますと、この教諭は今月7日、自分が担当する部活動に所属する女子生徒を校内で個別に呼び出し、裸になることを強要したほか、性的な関係を迫るような発言を繰り返していたということです。
女子生徒の母親から連絡を受けた学校や教育委員会が調査した結果、明らかになったということで、この教諭は別の女子生徒にも同様の不適切な発言を繰り返し、顔を平手で叩くなどの体罰も常習的に行っていたということです。
女子生徒に対する行為について、この教諭は「メンタルの弱さを克服させるための指導目的だった」と話しているということです。
堺市の教育委員会は、悪質なセクハラ行為と認定した上で、この教諭を29日付けで懲戒免職の処分にし、今後、女子生徒に対する強要の疑いで、警察への告発も検討しています。