アメリカの調査会社による発表になりますが、2017年5月に発表されたデータによると、「iPhone SE」が「iPhone 7 Plus」や「Galasy S6 Edge+」などを抑え、顧客満足度で1位となりました。Appleの最新が最高ではないと報じられています。
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顧客満足度インデックス調査
このデータは36,194人のユーザーにインタビューする形で2017年4月までの1年間にわたり調査されました。ユーザーからの答えを「計量経済学」のモデルに当てはめて数値化し、100点満点で採点されています。結果のトップ10は以下の通りです。
1. Phone SE – 87 out of 100
2. Galaxy S6 Edge+ – 86 out of 100
2. iPhone 7 Plus – 86 out of 100
4. Galaxy S6 Edge – 85 out of 100
5. Galaxy S7 – 84 out of 100
5. Galaxy S7 Edge – 84 out of 100
7. iPhone 6 Plus – 83 out of 100
7. iPhone 6s Plus – 83 out of 100
7. iPhone 7 – 83 out of 100
10. Galaxy Note 5 – 82 out of 100
このように1位は87ポイントで「iPhone SE」、2位は同列で「Galaxy S6 Edge+」と「iPhone 7 Plus」となっています。アメリカではGalaxyとiPhoneが最も売れていて、それが反映されたリストになっています。
廉価版iPhoneの需要
世界的にみて、iPhoneは人気が高いスマートフォンですが、ほとんどのユーザーにとって「高すぎる」。そして次の選択肢としてGalaxyが選択されています。それを考えると、iPhoneであり、高すぎない、「iPhone SE」の満足度が高いこともうなずけるのではないでしょうか。
9to5Macでは「iPhone SEがトップになることはたいへん興味深い。重要なのはAppleの最もハイエンドなスマートフォンであることではない。顧客満足度はその能力に左右されるのではなく、デバイスがユーザーのニーズをどれくらいうまく満たすことができるかにかかっている。」と述べています。
筆者はiPhone SEを使っていますが、それは格安SIMに切り替える時に購入したものです。一括で払うにはiPhone 6sは高すぎるという理由で、iPhone SEにしました。ちょうどその頃に書いていた記事を思い出すと、6sと比べて、「3D Touchがない」「指紋認証エンジンが1世代前」という記事を書いていました。
しかし、実際に使ってみると、3D Touchが絶対に必要となるような場面はありませんでした。ちょっと指紋認証には不満を感じますが、金額に比べれば大きな問題ではないと感じています。加えて、やはりこの大きさは片手操作に馴染みます。
まだキャリアからの正式な発表はありませんが、台湾版のGalaxy S8+は11万円ほどで売られています。そして現在とても注目されている次期iPhoneは10万円を超えるだろうと予想されています。しかし、そこまでの金額を支払って、最新の機能を使いたいかどうか。ユーザーのニーズはどこにあるのか試されそうです。