こんにちは。Milkです。
現在、「システムアーキテクト」という資格の勉強をしております。
私の会社は、入社してから節目の度にTOEICの点数、資格の保有、そして技術報告書と特許申請などによって、昇進対象かどうかが決まります。
もっと分かりやすく言うと、「入社△年目までに、TOEICは◯◯点はとってね。資格は××はとってね。技術報告書(或いは特許)は●本は書いてね。」となっています。
これを無視したらどうなるか?
「一生、平社員DEATH☆」
となります。
制度の変更
これは、毎年微妙に改定されているんです。
有能な社員を育てる!という名目のもと、制度が厳しくなってきています。
つまり、「グローバルな人材を育てるために、TOEICの点数を高く設定しよう!」とか、「技術者の能力を上げるために、取得資格数を増やそう!」とかそういうこと。
別にいいんですよ?
そういう戦略をとって、人材を育成し、真に使える人材として育てるというのは。目指すならそれには反対したりしません。
寧ろ、変化し続けなければ勝てないでしょうからね。
抜け道をつくる
ただね。私が我慢がならんのは、「抜け道」を作るところなんです。
言いたいのはこれだけ。
「全員に適用しようぜ!」
実は、この制度にはある条件が付加されており、「●●年度入社対象者」というのが書いてあるんです。
入社年度が遅くなればなるほど、高い難易度の設定がなされるのです。
なぜなの?!
ポストがないことを理由にするな
簡単に言ってしまえば、昇進させるポストがないんですよ。
つまり、難易度を高く設定することによって、昇進させる機会を減らすというのが本当の目的だと思います。
仮にです。この条件をクリアしていったとしても、補欠扱いになり、直ぐに昇進とはなりません。
そもそもね。前提条件がおかしいんだと思いますよ?
なぜ、一回昇進したら降格というのはないのですか?
降格というのは悪いこと、とするのが間違っているんです。
昇進と降格。
だってさ。その時に一番、調子のいい選手を先発メンバーにするでしょ?
どうして、一回先発メンバーに加えると、最後まで先発なんでしょうね?
現役を引退するまで、他はみんな補欠ですよ。
降格に悪いイメージを被せるからいけないんです。
もっと流動的に、日常的に、昇進と降格が繰り返されれば良いと考えています。
だから、昇進条件を設定し、入社年度によって難易度を上げていくなら、今の役職者に対しても同様に適用すべきです。
そうでなければ、もともとの大義名分である「人材の能力強化」は意味をなさなくなるでしょう。
最後に
と言うわけで、私は実は出来るだけ後輩たちの基準を満たしていこうと考えています。
若い世代が、年長者を敬わないと言うかもしれないけど、身から出たサビ。
口では何でも言えるんですよ。
実際は、口でも「社会は厳しいんだぞ。」なんて、1mmも役に立たない言葉を上から酒と共に降りかけるだけですけどね。
そんな厳しい社会にしたのは誰なんだい?
若者に夢を与えるのが先輩の格好良さなんじゃないのかい?
将来の年金受給額が少ないと文句を言っている暇があったら、自分の行動を振り返ったらいいんじゃないのかな?
結局は同じことをしているんだよ。
自分たちを守ろうとして、自分たちの首を締め続けている。
つまりはそういうことだ。