ヨーグルトと言えば乳酸菌ですね。乳酸菌を腸に届けて、腸の善玉菌を増やして腸内フローラをよくする目的で食べます。
そのため、お腹の調子が悪いと、「とりあえずヨーグルト食べるかあ」と言って買いに行く人は多いですよね。コンビニでもスーパーでも、駅のホームでだって買えてしまうヨーグルトは、身近な存在です。
最近では【インフルエンザ予防】とか【脂肪分解】とか、目的別で細かく分けられたヨーグルトも沢山あります。
「健康と言えばヨーグルト!」と言えるまでに、すっかり市民権を得た感のあるヨーグルトですが、今回は新進気鋭の「乳酸菌サプリメント」と戦ってもらいます。
私たちの体と生活に溶け込みやすく、何よりも腸内フローラ良くしてくれる真の英雄を決めようではありませんか。
カロリー対決
一日の摂取カロリーにおいて、乳酸菌のために使えるカロリーは、どれくらいで設定されていますでしょうか。
カロリーを抑えたくても、乳酸菌の適量を考えると、1日200gのヨーグルト摂取が望まれます。「1日200g」の根拠は、こちらの記事で紹介しております。
>>ヨーグルトで腸内フローラ徹底改善。一日の量、タイミング、食べ方は
人気のヨーグルト6種のカロリーを見てみましょう。
カスピ海 ヨーグルト |
ダノンビ オ |
LG21 | 明治R-1 | 朝食bifix | ナチュレ 恵 |
|
---|---|---|---|---|---|---|
200gのカロリー | ||||||
132kcal | 158kcal | 158kcal | 158kcal | 142kcal | 126kcal | |
脂肪0タイプ | ||||||
80kcal | 125kcal | 135kcal | 135kcal | 74kcal | 86kcal |
平均は、このようになりました。
- カロリー平均:145kcal
- 脂肪0タイプ:105kcal
ヨーグルトのベースは牛乳なので、なかなか高カロリーですね。全メーカーで脂肪0タイプの取り揃えもありましたが、脂肪0でも、そこまでカロリーが下がっていません。
味気なさを甘みでカバーして、糖類の配合が高くなったことが原因のようです。
変わって、乳酸菌サプリメント各社を比較してみましょう。
- カロリー平均:2kcal
1日のカロリーに全く影響しないほどの低さでした。乳酸菌そのものが詰まっているがゆえに、カロリーが割かれる部分がありませんからね。
勝者:乳酸菌サプリメント
コスパ
カスピ海ヨーグルト | ダノンビオ | LG21 | 明治R-1 | 朝食bifix | ナチュレ恵 | |
---|---|---|---|---|---|---|
200gの価格 | ||||||
139円 | 166円 | 248円 | 242円 | 105円 | 129円 |
- 価格平均:171円
ヨーグルトは低価格で続けることができますね。乳酸菌は自分の腸に合う・合わないがありますので、合わないと気づいた時点で他のヨーグルトにシフトしても、お財布的な影響は少なそうです。
- 価格平均:119円
ヨーグルトより更に価格をグッと抑えることができました。
ヨーグルトの味が大好きで楽しみにしているくらいであれば話は別ですが、「腸内フローラを良好にする」という目的だけであれば、乳酸菌サプリメントを選ぶのが、コスパ的にも良いのではないでしょうか。
勝者:乳酸菌サプリメント
品質管理
次は、品質管理についてです。ヨーグルトの賞味期限を見てみましょう。
カスピ海ヨーグルト | ダノンビオ | LG21 | 明治R-1 | 朝食bifix | ナチュレ恵 | |
---|---|---|---|---|---|---|
賞味期限 | ||||||
21日 | 25日 | 14日 | 14日 | 22日 | 15日 |
生乳を使った生モノなのに、意外と賞味期限は持つのですね。なお乳酸菌サプリメントはといいますと、
乾燥しているサプリメントは、ヨーグルトと持ちが格段に違いますね。
しかし、ヨーグルトは神経質になるほど期限にこだわらなくていいようです。月に2度の買い出しで解決できます。
引き分け
乳糖の有無
牛乳に含まれる糖質「乳糖」ですが、大人なってから消化できる人は、ほとんどいません。
それも当然で、本来【乳】は乳児の栄養源で、他の栄養補給が確立した大人には、必要がないからです。
子牛の授乳期間は平均3ヶ月ですが、この短い期間で、体重は2.5倍(40キロ→100キロ)という爆発的成長をします。その起爆剤として、栄養たっぷりの牛乳は存在します。
さあ、私たちに置き換えてみると、私たちが成人してから、そこまで爆発的な成長を期待しますでしょうか。
・・・期待しませんよね。
成長しない私たちから、乳を分解する消化酵素が去っていくのは自然なことなのです。
なお、ヨーグルトは牛乳に乳酸菌を入れて発酵させたものですが、発酵の過程で、乳酸菌が乳糖を分解してくれます。
しかし、それは20%程度ですので、依然として80%の乳糖は存在します。
消化できないのに入ってきた乳糖を前に、私たちの腸はどんな反応をするかと言うと、消化不良を起こし、不完全燃焼の物質が大腸まで来るので、腸内フローラはかき乱されます。
よく牛乳だとお腹ゴロゴロだけど、ヨーグルトならお通じがちょうどいいと言う人もいますが、単に乳糖の割合が8割になったので、消化不良が80%になり、ちょっとマシになった程度かもしれません。
なお、よく整腸剤の製剤に乳糖が使われていますが、今回ピックアップしたサプリメントには乳糖は一切使われていません。
勝者:乳酸菌サプリメント
まとめ
ヨーグルト平均 | 乳酸菌サプリメント平均 | |
---|---|---|
カロリー | 145kcal | 2kcal |
コスパ | 171円 | 119円 |
品質管理 | 18日 | 1年2ヶ月 |
乳糖 | 有 | 無 |
4つの観点で、ヨーグルトと乳酸菌サプリメントを比較してきました。
なお、乳糖を受け付けないことを、乳糖不耐症と言いますが、古くから乳製品を常食してきた民族は、体質的に分解する能力を身に着けています。日本人が牛乳を飲むようになったのは、1960年に入ってからのこと。歴史が浅すぎます。
今後飲み続けることで、子孫に乳糖を消化する体質を受け継ぐことができるかもしれませんが、今時点で腸内フローラを崩すのであれば、自分の人生を棒に振ってまで乳糖に立ち向かう必要はないのではないかと思います。
カロリー・コスパ・品質管理は、人それぞれ好みがあると思います。でも、日本人向けの腸内フローラ改善と考えた場合は、乳酸菌サプリメントの勝利だと言わざるを得ません。
乳酸菌サプリメントランキングは、こちらを参考になさってください。
>>外さない!乳酸菌サプリランキング