2017年5月29日09時28分
政府は29日午前8時前、北朝鮮による弾道ミサイル発射を受けて、国家安全保障会議(NSC)を首相官邸で開催した。終了後、菅義偉官房長官が記者会見し、「ミサイルは北朝鮮東岸の元山(ウォンサン)付近から東方向に発射され、約400キロ飛んだ」と発表。落下地点は、新潟県佐渡島から約500キロ、島根県隠岐諸島から約300キロの日本海で、日本の排他的経済水域(EEZ)内と推定されるとした。
菅氏は、ミサイルの種類や軌道などについて、「総合的、専門的に行う必要があり、現時点で詳細は分析中だ」と述べた。中国の楊潔篪(ヤンチエチー)国務委員(副首相級)が同日から訪日することにも言及し、「中国は対北朝鮮問題で極めて大きな影響力がある。その外交の責任者の楊国務委員と(北朝鮮問題について)しっかり話したい」とした。
楊氏は谷内正太郎・国家安全保障局長と会談するほか、安倍晋三首相や岸田文雄外相との会談についても調整が進んでいる。
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朝日新聞国際報道部