田園調布といえば高級住宅街
田園調布は、1918年(大正7年)に実業家渋沢栄一らによって立ち上げられた『理想的な住宅地「田園都市」の開発』を目的とする田園都市株式会社により開発
80年代に漫才コンビ「星セント・ルイス」が放ったネタ「田園調布に家が建つ」で知られる通り、長らく成功者の象徴とされてきた田園調布。
上場会社の役員、芸術家などが多く住み、テレビドラマや映画の舞台にもなって、憧れの住宅地でした
相続放棄する人が多く空き家が増えているという
さらに世帯主が死亡した後は相続税も問題になる。近年では相続放棄されるケースが多く、無数の空き家が生まれているという。
豪邸の莫大な固定資産税に苦しむようになり、売却を検討するも買い手が見つからず、途方に暮れる人が続出しているのだという
田園調布に限らず、誰もが知っている高級住宅地である芦屋、成城学園前、目黒なども、土地が高くて売れない家が放置され、高級住宅街としての質を維持するのが危ぶまれる状況があるのです
田園調布でも入居者のほとんどが高齢
深刻な問題が高齢化だ。街を歩いてみると歩行者の8割は老人だ。その需要を当て込んでか、「鍼灸院や整体院の数がやたらと増えた」
昔から皆さんテニスなどを嗜まれたものですが、現在の町内のテニスサークルの平均年齢は70歳
憧れだった坂の上の家に向かう道は、高齢の身には障害にしかならず、マンションや施設に移る人が増えているといいます。
「耳をすませば」の舞台”聖蹟桜ヶ丘”も寂れた街に
1995年公開のジブリ映画「耳をすませば」は、公開から20年たった今でも子どもから大人まで幅広く愛される名作です
「現在は地理的な便の悪さ、住民の高齢化によって完全に寂れた街に。まさしくセレブタウンの“残骸”です」(不動産業者)
宅地としての桜ヶ丘はその名の通り小高い丘の上にあり、たどり着くには自動車を使うか、徒歩なら15分近くかけてこの坂を上る必要がある
売却したくても高額な為、買い手がつかない
不動産の抵当権等や相続人が多数の為
簡単に価格を下げられない
都心のいわゆる高級住宅街のほぼすべてには『建築協定』と最低敷地面積の取り決めがあります。
協定等を守るための生垣等の維持に掛かる費用も多額になります。
田園調布の場合、土地を165㎡(50坪)以下に分割することができない。つまり売りに出しても、購入者は最低でも50坪の宅地を買う必要がある
不動産価値が高かった故、不動産に抵当権等がたくさんついていたり、相続人が多数いたりして、価格を下げての処分が簡単にはできない物件も多いと言います。
コンビニやマンションも建てられない
第一種低層住居専用地域は、高さが10m(もしくは12m)に制限されている(=絶対高さ制限)ため低層住宅、主に戸建エリアの街並みになる
第一種低層住居専用地域は、コンビニエンスストアでさえ建てることができず、店舗兼住宅・事務所兼住宅ぐらいしか建てることを認められていない
地理的な便の悪さ、住民の高齢化によって完全に寂れた街に
空家が増え、手入れの行き届かない区画が増えると、高級住宅地としてのブランドにも影が差し、治安の不安もあり、市場での流通が難しいのです。
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