日本のウォシュレットには
"ビデ"という機能がありますが、
フランスやイタリアなどを
旅行したことがある方は
本場の"ビデ"を
ご覧になったことがある方も
多いと思います。
この"ビデ"なるもの、
私は勝手に"女性のためのもの"と
思っていましたが、
よくよく調べると
その限りでは無い模様。
※以下、トイレの写真が出るので、お食事中の方はご注意ください!
以下はイタリアでの
ホテルのシャワー室&お手洗いの
写真です。
こんな感じで、シャワー室、お手洗い、ビデ、洗面所がセットになったホテルが多いです
"ビデ"とは、
基本的には下半身全般を洗うためのもので
女性だけのものでは
ありません。
汗をかく夏は別として
フランスやイタリアは伝統的に
シャワーはお出かけ前に
浴びるもので、
普段は首から上を洗面台で
軽く洗い、
一方下半身はビデで洗う、
と言うものが
伝統的な慣習のようです。
なので、
ホームステイなどで日本人が
冬にもかかわらず
シャワーを毎夜使うと
訝しがられる、
と言うのを聞いたことがあります。
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と言うわけで、
"ビデ"はデリケートゾーンに限らず、
足を洗ったりするのにも
使うらしく、
実はかなり使用頻度の高い
便利な設備なようです。
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しかしこの"ビデ"、
実はパリではかなり減ってきているらしく、
友人のパリジャンに聞くと
そんなの使ってる友達は
ほとんどいない、
と言うことでした。
その理由は、
パリは住宅が狭いから!
"ビデ"はびっくりするほど
スペースをとる設備で、
家賃がかなり高いパリでは
そのスペースを確保するのは
難しい、
ということから"ビデ"を
設置する家は激減したようです。
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そんなわけで、
パリっ子もよく知らない"ビデ"。
私が感じるに
パリだけでなく、
フランス全体に少ないような気がします。
それはフランスを旅行をしていて
ビデがあるホテルが
ゼロではないですが
少ないからです。
※行かないので分からないですが、高級ホテルには多いのかもしれません
一方でイタリアを旅行すると
その設置頻度の
何と高いことか!!
特に南イタリア、
ここは100%設置されていました。
パリに住む(私の家の前)
友人のイタリア人(ローマ人)は、
お金持ちで
すごい広い家に住んでいるのですが
彼女の家は工事をして
わざわざビデを設置していました。
やはり、
イタリア人には
ビデは必須のようです。
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そんなビデ、
どんなものかと
試しに使ってみました(^^)。
一見トイレのようですが
全然違います!
形はトイレっぽいですが
機能はほぼ洗面台です。
低い位置にある洗面台、
と言う方がニュアンスが
近いと思います。
※ホテルでは、たまにビデをよく知らないアジア人が、間違えてここで用をたしてしまうという話も、、、
色々なカタチがありますが、
だいたいはこのように
蛇口が付いてます。
洗面所と同じような蛇口です
↓
洗面所のように、水を貯めることもできます
↓
蛇口をひねると、
この水で
下半身を洗うわけですが、
ここで注意しなければ
いけないのが
タオルは専用である
ということ。
つまり、
"ビデ用にタオルがある"
ということです。
そしてそれは
以下のようにトイレの横に掛かってます。
このタオル、
間違えても、これで
顔を拭いてはいけない!
ということです。
確かに足を拭いたり
トイレの後に洗ったデリケートゾーンを拭いた
タオルで顔を洗うのも
あまり気持ちのいいものでは
ありません。
しかし!
私は最近まで知らなかったので、
もしかしたら過去、
このタオルをハンドタオルと思って
ガンガン顔を拭いていたかもです…>_<…
まー、
別にいいっちゃいいのですが、、、
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でもイタリア旅行中、
ビデを使ってみて
結構いい感じだったので
イタリア人が愛用するわけが
分かった気がします!
そして、確かに
シャワーはいいや、と
なったのも事実。。
ビデ、いいなー、
と思いましたが、
日本(特に東京)もパリと同じで
家にかかるお金が高いので
無理ですね、、、
いつか超大金持ちになったら
ビデのある暮らし、
してみたいものです!