※注意※
勢いで書いたアドベンチャーゲーム風エントリです。
いつもと作風が違いますが中の人は同じなのでご安心ください。
また、たびたび品性を疑われる発言がでてきますがわたし自身の発言ではないのでご容赦ください。
はじまりの街
5月某日、新宿のある街に勇者(と書いて怖いもの知らずと読む)が集結した。
我らはオカマに会うために全国から集いし戦士たちだった…!
すでに決起会(1次会として居酒屋に行っていた)で士気を高めたメンバーに混じってわたしも参戦した。
オカマバーは初めてだが、事前にこのパーティのリーダーであるリースさんの教え(http://www.reese-a.com/archive/category/オカマバー)を見聞きして脳内で何度も戦ってきたのだ。負けるわけにはいかない。
ここでイかれたパーティのメンバーを紹介するぜ。
まずはリーダーのリース(id:danganreese)さん!オカマバーブロガーとしてはてなに名を轟かせつつあるハンサム。たぶん勇者。
りさ( id:siawasenico)さん。かわいい外見だが油断できない戦闘力を持った魔導師だ。わたしは知っている(深くは語らないでおこう)。
申し遅れたがこのエントリを書いているちえり。普段はOLに擬態しているものの実情はただのスライムである。戦闘力はないに等しい。
つぎにサンドニ(id:sandonigifu)さん。着けている球体のピアスがとてもおしゃれ。
つづいてともきっく(id:dj_tomokick)さん。わたしと一緒でオカマバーから参戦した猛者。トレードマークのニット帽が今日も似合ってる。
最後に箱(id:p-n-3-p-n-3)さん。とても誠実そうな見た目と話し方でオカマにモテると思う。今回は困ったら箱さんで乗り切ろう・・・と思っていたのはわたしだけじゃないはずだ。
さあ、みんなのことを知ってもらったところでそろそろ敵を倒しに行こうか。
いざ、行かん!約束の地へ
ひげガールはオカマバー界でも1、2を争う有名店だ。
明朗会計で安心して楽しめる老舗ということでかなり人気らしい。(受け売り)
ひげガールは新宿歌舞伎町に所在する。客引きをやらないのは接客に自信があるからだそうだ。(受け売り)
ビルの下で集まった我々は予約時間が差し迫る中、エレベーターでビルの5階まで上った。
扉が開くと黄色の壁に真っ赤な文字で「ひげガール」の文字とネオンが浮かび上がっている。若干ひるむものの、そんな素振りは見せずパーティの隊列をくずさず入店する。
薄暗い店内には小さくない音量の音楽が響き渡る。入店前に控え室の中身が見えたが見なかったことにする。すごく美脚だった。我々6名はステージの目の前の席に案内され、そわそわと座る。
イメージがわかないあなたのためにいいものを用意した。魔法の地図だ。よく見るといい。
(公式ブログより引用:http://ameblo.jp/hige-girl/entry-12251746013.html)
実際にはテーブルの上にはおつまみとグラスセットしかなかったし、目の前にはまだ誰も座ってなかった。あくまで魔法の地図だ。イメージに使ってくれ。
オカマさんとのエンカウント
席に通された我々は、リースさん・りささん・ちえり・サンドニさん・ともきっくさん・箱さんの順びで座った。通路側のオカマさんと接触しやすい位置にリースさんが陣取ったことには触れないでおいた。リースさんは多少オカマさんに触れられることになるがそれはまた別の話である。
いよいよオカマさんたちが現れた。
正直にいうと、オカマさんがこんなに美人だとは思っていなかった。だってぐるなびのサイトに載っているオカマさんはイロモノ系の面白い語らないばかりだったんだ。
進研ゼミで習ったやつじゃない!と内心焦り出すちえりは落ち着きをなくす。
おしぼりが配られ、ステージ側に座ったオカマさんはあわせて4人。普段なら指名が入らないとそろわないような超豪華なメンバーだったらしい。たしかに接客がとてもうまかった。我々がほぼ初心者ということで綺麗どころを集めてくれたに違いない。
パーティのメンバーは静まり返って、これでもかとおしぼりで手を拭いていた。そんなとき、オカマさん(超美人)が、さっそくいじりをはじめる。やばい、シールドを用意しなければ!
「あんた達、メガネとそれ以外チームに分かれてるじゃない」
か い し ん の い ち げ き!
なんとなく座ったものの、たしかにステージ向かって右側がメガネチーム、左側が裸眼・コンタクトチームになっていた。自分たちでは全く気がつかなかった。くそっ、やられた!
そこからも怒涛のいじりが始まった。オカマさん(美人)は明日男性的な象徴である体の部位を取り除くために手術に行くらしい。笑って紹介されたがなんと反応していいかわからなかった。また、このブログでは濁した表現にしているが、実際はもっと直接的に部位の名前を繰り返していて、女性と男性をそれぞれ部位で呼んでいた。やばい。端的に言ってやばい。
「もうあんたなによ〜!」
わたしがヘラヘラ笑っていたからか、オカマさん(超美人)がわたしの太ももをぎゅっとつかんだ。ひいっと心の声が漏れたが大音量の音楽にかき消される。
「あたし普段○○○(女性的な部位)は触らないのよ?」
※女性は触らない、という意図でその部位そのものを触っているわけではない
あ、あれ?やばいな。そろそろ箱さんかリースさんを献上しないとわたしが生贄になってしまう!こいつなんとかしないと!
そう焦り出すちえりを尻目に箱さんはなぜかオカマさんに誘われるままにオカマさん(超美人)とオカマさん(美人)の間に席を移動した。
えっ
箱さんは自ら犠牲になったのだ・・・・ありがとう箱さん、あなたの勇姿は忘れません。
というのは半分冗談だが、箱さんは美人に囲まれ大層モテてらっしゃった。若干お触りに困惑してるふしもあったが、あまり見ないことにしてもうひとりのオカマさんを見つめていた。
こちらのオカマさんは大変ふくよかな体型で、例えるならマツコデラックスだ。オチ担当でおもしろい方だった。この3人は連携プレーがばっちりで隙のない接客をしていた。
オカマさんは手持ち無沙汰そうに私たちの見た目をいじっていく。サンドニさんがつけていたおしゃれな球体のピアスをオカマさんは男性的な体の部位に例えた。
さきほど聞いた手術前日のオカマさんの件もあり、サンドニさんの本日のあだ名は「金(キム)玉(ギョク)」となった。サンドニさんは犠牲となったのだ・・・・惜しい人を失った。
さて、気を取り直してもうひとり中央に座っていたかなり若いオカマさんも紹介しよう。この方は中性的な外見で、かなり美形だった。むっちゃ美形。ビジュアル系バンドとかやってそうな感じ。衣装も個性的で素敵だった。
この4人が今夜の相手か、と意気込むちえりだったがあっという間にショータイムが始まることとなった。
脳が追いつかない怒涛のショータイム
オカマバーにショーがあるのは知っていた。リーダーから教わっていたし、今回もショーの時間に合わせて来店していた。わたしのイメージでは、きらびやかな衣装を着てちょっとダンスを踊る、余興くらいのイメージだった。
会場が暗転して、ショーが始まった。
さっきまでのイメージは一瞬で覆されることとなった。
ショータイムは撮影禁止なのが残念だ。しかし、ショーに没頭できるというメリットもある。
気になるあなたのため魔法の地図を見せよう。
(公式ブログより引用:https://ameblo.jp/hige-girl/entry-12264691895.html)
きれいなオカマさんが華やかに着飾って爆音の中踊り狂うのはなかなか迫力のある光景である。ステージ目の前の席だからさらにオカマさんがよく見える位置だった。いやーめっちゃ美脚です。
全部で5、6曲だったがあっという間だった。手拍子をずっとしていたら手のひらがかゆくなった。あまりにも見たことのない映像が詰め合わせされて出されたものだからそのあと10分くらいは「すごい」しか言えなかった。でもだってすごいんだって。
ショータイム中にトークコーナーがあり、ふくよかなマツコさんの体重が114kg(?)ほどといじられていた。そこでさらにふくよかなボスが「100kg越えるのは才能なの」とおっしゃっていた。もはや言葉の暴力である。意味が頭に入ってこない。パワーワードだ。
ショータイムのときにマイクパフォーマンスでオカマさんから感想を求められたともきっくさんは、トレードマークのニット帽を避妊具に例えられながらいじられていた。ともきっくさんは犠牲になったのだ・・・・。
わたしは2曲めの緑の衣装を着た3人組がとても好きでした。
接客再開
ショーを終えてやや汗ばむオカマさんたちが帰ってきた。非常に暑がっていて、うちわでミニドレスの裾の中を仰ぐ姿は非常に扇情的であった。そりゃあれだけ動いたらあっついよね。
ショーの感想を伝えたり、いじられたり(30年分くらいの下ネタを聞いた)しながら、オカマさんたちが入れ替わっていく。
後半に接客についてくれた方の中でまだ慣れていないオカマさんがいた。声が小さく、何を話しているか聞き取れなかった。わたしとサンドニさんは気を遣いながらもてなしていた。わたしが疲れて別のテーブルに逃げると、サンドニさんはその方の相手をずっとしてくれていた。
ありがとう、サンドニさん、あなたの勇姿は忘れません・・・・!
別のテーブルでは「あなたたちはなんの集まりなの?」と聞いてきた。そりゃあ幅広い世代の男女がいればたしかに気になる集団ではある。わたしは「インテリアブロガー」とお茶を濁したが、りささんのブログのジャンルを、(りささんが聞かれて困ってそうに見えたので)「のろけ」と表現するお茶目な一幕もあった。りささんはこのあとのろけでいじられることになる。ごめんなさい。
そうこうしているうちに、あっという間に時間になっていた。リーダーのリースさんがさりげなく会計を済ませてくれたので、店外で精算することとして記念撮影に移った。
打ち合わせなどしていないが、後列女性は両手でダブルピース、前列男性的は片手ピースという構図になった。ここで注目すべきはオカマさんだ。
オカマさん3人のうち、ひとりだけ両手ピースをしている。
このオカマさんはきっと女子力が高いに違いない。もはや我々の負けは確定である。
リースさん生贄にし忘れた
月曜の朝からすごいエントリを書いてしまった。自分でも驚いている。
リースさんはオカマバーブロガーとして全国のオカマバーブロガーを行脚しているのだから、もう少しオカマさんと絡ませればよかった。これは完全にちえりの力不足である。大反省だ。
オカマさんたちも倒すつもりが圧倒されてしまった。くそ!覚えてろ!絶対倒してやる!
(次回行くときには今度はチップもあげてみたいです)
ちえり