自社製品の販売終了
本日自分が経営する会社の自社製品第一号の販売を終了した。なんとも言えない気持ちだ。
自社製品をリリースするときは、もちろん売れて、顧客に長く使ってほしいと思ってる。
ただ、売れるかどうかは自分たちが決めるわけではなく市場が決める。売れない場合はコストを積み重ねていき、会社の経営状況を圧迫してしまう。
また製品は生き物だ。メンテしてあげないとすぐにダメになる。メンテするのは体力を使う。
売ることの難しさ
どんなに良い製品でも利益を挙げない以上、製品を売ることを諦める必要がある。アップデートしなくても売れる製品なら良いのだが、そんなうまい話はない。
最近は売れる製品というのはかなりの率で運の要素が入っているのではないか、と思ってしまう。
もちろん、世界初やその分野に革命がを起こせるような製品であれば、話は別だろう。ただ自分はそのようなものが作れる人ではなく。少し便利になる何かが作れる程度。そう考えると運の要素が強いと感じてしまう。
閉じて、開く
運が悪く、市場が見えていない場合は製品の販売を終了するしかない。ただ、今回閉じる製品はオープンソースで公開するという方針を取ってみた。オープンソースにしたから何か起きるわけではないが、そのままコードが埋もれなくて済むのは正直嬉しい。
閉じる
6 末には第二号の自社製品群を閉じる。サービスやオープンソース、そしてミドルウェアという3点セット。これは売れなかったというのもあるが、自分が市場に興味を持てなくなってしまったことが一番大きい。
興味を持てない市場に対して何かアプローチを続けることは難しい。飽きっぽい方では無いと思うが、技術というよりはその市場にいるプレイヤー達に興味が持てなくなってしまった。
次へ
第二弾の製品群を閉じることで一つの技術に依存する会社になる。正直こわい。ただ、そんな簡単に別の技術で売上をあげられるとは思わない。
まずは、一つの技術で売上をあげられるようになるまで頑張ってみる予定だ。