北京=延与光貞
2017年5月28日14時47分
イタリア南部シチリア島で開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)の首脳宣言で、中国が他国と領有権を争う東シナ海や南シナ海の問題が採り上げられたことについて、中国外務省の陸慷報道局長は「国際法の名を借りて他人のあら探しをしたことに強い不満を表明する」と述べた。国営新華社通信が28日、伝えた。
同通信によると、陸氏は「中国は当事国との対話で問題を解決しようと努力している」とした上で、「G7や地域外の国は情勢を認識して、当該国の努力を十分に尊重し、無責任な言論をやめるよう望む」と述べた。
首脳宣言では「東シナ海と南シナ海の状況を懸念し、緊張を高めるあらゆる一方的行動に強く反対する。全ての当事者に係争のある地形の非軍事化を追求するよう求める」などとしていた。(北京=延与光貞)
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朝日新聞国際報道部