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犬のワクチンについて。

parabox22さん

2017/4/1502:15:21

犬のワクチンについて。

我が家は犬を飼っていてワクチン接種、狂犬病予防接種も受けているのですが、
かかりつけ医の獣医師は家畜を専門に観る獣医でワクチン接種する時期に毎年お願いすると「毎年は必要ない」と言われます。
そこを接種します!と我を通し、接種しているのですが、ふと私が幼い頃に飼っていた外犬は毎年接種していなかった+メス犬で野良犬と交尾して子供が産まれても今でいうファーストワクチン、ワクチンプログラムを打たなくても13年生きたなぁと思い、ワクチン接種の必要性は充分に理解しているつもりですが、実際のところどうなのだろうと思い質問に至りました。
ワクチン接種で飼っている犬の予防できる病気、他の犬に感染させないというマナー等々あると思いますが、批判ではない皆さまのご意見聞きたく質問させて頂きました。
皆さまよろしくお願いします。

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maiko_dorさん

2017/4/2219:22:51

こんばんは m(_ _)m

自己免疫力の高い個体、例えば特定の地域に生息する地犬のように環境に応じている個体であれば、ワクチン接種によって抗体をつくらなくても、ウイルスに感染しても自己免疫力によって、軽い症状で治まったり、発症しないなど、多くのウイルスに打ち勝つことができます。
ただ、新種のウイルスや感染力が高く重症化しやすいとされる感染症に感染した場合、体内に抗体ができるよりも早く発症するリスクが極端に高まります。

parabox22さんが、以前飼育されていたワンちゃんは、いわゆる、パリアタイプの犬ではないでしょうか。
人為的に固定化されていない、地犬や野良犬などが自然交配で産まれた個体は、環境に適合した性質を持つため、病気にも強く生命力も強く、賢いと言われています。
地犬のように、遺伝子疾患を淘汰した犬同士の交配で産まれてきた雑種第一代(雑種強勢)では、生涯一度も病気をしたことがないという話はよく耳にします。

致死率が非常に高く、人獣共通感染症でもある感染症の感染拡大、感染予防を目的としているのが、混合ワクチンです。
混合ワクチンとは、感染症ウイルスの毒素を弱めた抗原のことです。
抗原を犬の体内に接種すると、抗原に対抗する抗体が体内で新たにつくられるようになります。

母犬の初乳からもらった移行抗体は、仔犬が十分に成長するまで保護され徐々に消失します。
移行抗体が仔犬を守れる期間は、母犬が抗体をどの位持っているかよって異なります。
母犬の健康状態によっても、抗体の産生量が異なり、授乳量によって同腹犬の中でも抗体レベルに差が生じます。
移行抗体で保護される期間は、2週間から、長ければ3ヶ月とも言われています。

通常混合ワクチンは、生後60日未満の仔犬の場合、移行抗体の影響などもあり、接種しても十分な免疫力がつきにくいため、2回目(ブースター)が90日齢、3回目(ブースター)が120日齢で接種が推奨されていると思います。(初回の接種時期で異なります)

世界小動物獣医師会のワクチネーションガイドラインによると、コアワクチンとは、すべての犬に接種すべきワクチンのことと定義されています。

WSAVA ワクチ ネーションガイドライン
https://www.wsava.org/sites/default/files/WSAVA%20Vaccination%20Gui...

コアクワクチンとは、すべての犬に接種するよう勧告されているワクチンのことで、致死率が非常に高く、人獣共通感染症(人の健康に甚大な被害を及ぼす可能性がある伝染病)で、広く流行し、多くの動物に被害を与える伝染病を予防するためのワクチンです。

ジステンパーウイルス・パルボウイルス・アデノウイルス・狂犬病ウイルス等のワクチンを指しています。

狂犬病ワクチンに関しては、狂犬病予防法によって、年1回の接種が義務付けられています。
愛犬のためにも、感染源にならないために、予防接種は必要です。

厚生労働省 狂犬病
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/

飼育環境や伝染病の流行状況によって、接種するように勧告されているワクチンの事はノンコアワクチンと呼ばれています。
パラインフルエンザウイルス・コロナウイルス・レプトスピラ等のワクチンを指しています。あくまでもガイドラインなので法や条例ではありません。

不活化ワクチンの効果が約1年で薄れるのに対し、生ワクチンの効果は3年~一生とかなり長期間続くとされていますが、この期間は犬の健康状態、使用したワクチンの種類、生活環境など非常に多くの要因によって左右されるものですので、一概には言えません。

※ワクチネーションガイドラインによると、コアワクチンの効果が3年以上持続したというデータがありますが、抗体価検査なしに安易に数年おきの接種というのは危険です。

混合ワクチン接種は、ご愛犬にどれだけの免疫力があるのか、抗体価検査で知る事も接種の目安になります。

ワクチン抗体価検査は、ワクチンの効果がどのくらい残っているかを調べる検査です。
※抗体価が充分であれば、不要な接種を避けることができます。
ワクチンアレルギー、ワクチンによる副作用、てんかん、アレルギー疾患、免疫系疾患などがある場合は、接種について見合わせる必要がありますので、掛かり付けの先生とよく話し合われてください。

抗体価検査行わない場合は、年1回の混合ワクチンの接種をお勧めします。
流行地域にお住まいの場合や犬の集まる公園やドッグラン、野山や河川など感染が予想される場所へ頻繁に出かけるようでしたら、11種が推奨されます。
京都微研キャナイン-11は、犬レプトスピラ病(カニコーラ、コペンハーゲニー、ヘブドマディス、オータムナリス及びオーストラリス)の予防が可能です。

レプトスピラは免疫効果期間が短いので、接種する時期も重要になります。
レプトスピラワクチンの免疫持続期間は、12 ヶ月有効であるとされていますが、3ヶ月とする文献もあります。
※レプトスピラは、例年全国で19〜165件の症例報告
8〜11月に感染・発症(1998〜2007年)

※レプトスピラ症は、流行地域、季節性発生があるため、流行する季節前1ヶ月に接種することが望ましいとされています。

レプトスピラ菌には多数の血清群、血清型に分類され、日本国内では14 種が報告され、そのうち7血清型が家畜伝染病予防法により届け出義務があります。

日本国内の犬からは、Canicola、Icterohaemorrhagiae、Grippotyphosa、Autumnalis、Australis の検出報告があるほか、届け出になっていないHebdomadis の検出報告も多く認められています。

犬の感染は、Canicola、Icterohaemorrhagiae、Hebdomadis が多く、発生には地域差があります。

ワクチンの抗原は、毒素を微弱化していますので、抗体が抗原を攻撃し無毒化し、新たにつくられた抗体だけが体内に残り、抗原に感染しても予防(発症しないもしくは軽微な症状で済む)できるという事になります。

これを目的としてワクチン接種を行いますが、ワクチン接種には副反応が起こる場合があります。

副反応が原因で病原体の症状が出たり、アレルギー・自己免疫疾患などの病気になることがあります。
※命に関わる全身性ショック(アナフィラキシー)は数千~1万件に1件ぐらいといわれているそうです。

過去にワクチン接種によってアレルギー症状(軽微なものも含む)を示した個体であれば、他社メーカーのワクチンであっても、ワクチン接種にはアナフィラキシーのリスクが高くなるため、積極的な接種はおすすめできません。
※流行地域にお住まいで、ワクチン接種が必要な場合には、製剤の変更が有用なケースもあります。

有害反応の発現は、遺伝的要因(小型犬または犬の家系など)に依存すると言われています。
有害反応(特にI型過敏症による反応)を引き起こす可能性が、より高いとされています。
レプトスピラ、ボルデテラ、ボレリア、クラミジアなどのバクテリン(不活化ワクチン)はMLV ウイルスワクチンよりも有害反応を引き起こす可能性が高いとされています。

ワクチン自体は自己免疫疾患を引き起こすことはありませんが、遺伝的素因のある個体では、自己免疫応答を誘発し、疾患の発生が認められる場合があります。
感染症や薬剤、他の環境因子でも同様と考えてください。

生ワクチンは毒性を弱めた生きた病原体です。
接種した病原によって、その疾患を発症するリスクがあります。

不活化ワクチンは抗原性を増強するためにアジュバント(抗原性補強剤)を使用されています。
アジュバントを抗原と一緒に注射されます。

アジュバントは副反応を起こしやすいリスクがあり、アレルギー反応を起こすので、アナフィラキシーショックのような重篤な副反応が現れることもあります。
過敏症反応は、ワクチンに含まれる添加剤(牛血清アルブミン等)と関連していることが知られていて、ワクチン接種前の抗ヒスタミン薬の使用は容認でき、ワクチンの免疫応答を阻害されません。

有害反応のリスクが高い個体への接種では、ワクチン接種後最長24 時間、注意深くモニタリングが必要になり、副反応(1型過敏症)は通常、接種後数分以内に生じます。
他のタイプ(Ⅱ型、Ⅲ型、Ⅳ型)では、数時間〜数ヵ月が経過してから生じることがあります。

かかりつけの先生と相談したうえでより安全な予防が重要だと思います。

ワクチンの副反応・ワクチン接種時の注意点
http://www.kobe-flanders.com/column/column24.php

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。m(_ _)m

  • maiko_dorさん

    2017/04/2219:23:14

    フィラリア症の予防が必要な時期になってきています。
    イヌ糸状虫症(Dirofilaria immitis)は人畜共通感染症です。

    犬フィラリア症の予防は、感染期間終了1カ月後の投薬がとても重要です。
    HDUによる犬フィラリア感染期間はあくまで目安となるものです。
    実際の投薬期間は獣医師の指導に基づいて投薬が必要になります。
    http://filaria.jp/html/hdu/

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2017/4/2222:20:39

< カテマス

>>不活化ワクチンは抗原性を増強するためにアジュバント(抗原性補強剤)を使用されています。
>>アジュバントを抗原と一緒に注射されます。

>>アジュバントは副反応を起こしやすいリスクがあり、アレルギー反応を起こすので、アナフィラキシーショックのような重篤な副反応が現れることもあります。


??????????

日本語で書く場合狂犬病ワクチンは不活化ですがアジュバント入りのってあるんですか?
個人輸入ですか?

zeitan1919さん

2017/4/2219:35:17

ワクチンは保険だと思います。
飼い主さんの考えで、病気なるリスク
をどう考えるかでしょう。
昔は元気がなくなり、死んだら
寿命だねみたいな、飼い方が多かった
のではないでしょうか、それが
どんな病気か調べないかった方も
多かったと私は思います。
つい最近ドッグカフェで会った方
以前の先生3年に一度でいいと言われた
理由も根拠もわからない。
それは悪くはないというか
飼い主さんの決めること、
でも、年に一度ワクチンをしている
事を入場の条件にしている。ドッグカフェ等に
行く時はルールを守るべきだと思います
ドッグカフェ、ドッグランとかに行かない
なら飼い主さんの責任で決めるべきこと
だと思います。
後は、もっとワクチンが予防できる病気
についてもっと知るべきではないか
以前、私がこのカテにも質問したことがある
のですが、感染症ルートはという質問には
空気感染かな程度しか調べ切れませんでした。
なのでこうゆう意見交換をするべきだと思います

ワクチンについては
コアワクチンとノンコアワクチンの6種を年に一度
してます。

2017/4/2218:20:40

大動物専門の獣医師であれば犬のような小動物より余程法定以外の伝染病でもワクチンの必要性を把握しているはずですが?

混合ワクチンは飼い犬が伝染病に罹っても軽症で済むように、ワクチン製造会社が奨める期間に接種させています。
自宅は住宅街なので近所の犬に伝染させるようなこともしたくない思いも同時にあります。



それと似非カテマスは自粛すべきです。

トストスピラ菌は地球に居ないし
狂犬病ワクチン=不活化ワクチン=アナフィラキシーショックのような重篤な副反応

等と質問主を含むインターネット利用者に誤解を与え兼ねない無駄な長文は不必要dです。

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buufuuwoo011さん

2017/4/1509:00:50

よく「海外では三年に一度だ」って人がいますが、これは抗体検査をした
うえで、効果の低くなったものから逐次打っていきましょうって
話しで、抗体検査もなしに無条件で三年に一度でいいってもんじゃ
ないですが…。日本と海外のワクチンでは種類も違いますし、
素人が聞きかじりで毎年必要ないというのはともかく、獣医さんが
そういうことを言うとなるとそうとう問題があると思います。

また狂犬病注射のほうは法律で定められているので効き目は関係なく
毎年注射が必要です。まあ効き目のほうもせいぜい二年もたない
ようですが。

hint_hihihiさん

2017/4/1503:30:39

ワクチンを毎年接種してるのは、先進国では日本くらいじゃないですか?
アメリカやドイツは3年に1回を推進してます。
最近は日本でも増えてきてますが。
ワクチンはウィルスを体内に入れ抵抗力を強めますが、ショック死したり他の病気にかかる、抵抗力が弱くなってしまう事があるそうです。
10才からは、接種しない方が良いそうです。
家の犬も3年に1回のペースで今は11才なので接種してません。
狂犬病と、フィラリアの薬はやってますが。
昔の犬は狂犬病以外何もしてませんでしたよね。
それでも、15年生きてました。
ワクチンは3年位、抵抗力が持続出来るそうですよ!

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