待ちに待ったかわいい赤ちゃんとの新生活ですが、新米パパ・ママにとっては初めての育児で、不安になる事も沢山あります。特に生後0ヶ月の時期はまだ、抱っこ・沐浴・おむつ替え等何も慣れていません。
大事な赤ちゃんに何か変化が起こるとつい心配をしてしまいます。
・ちゃんと大きくなっているのかな
・うちの子、もしかして成長が遅れているんじゃないのかな
等不安と心配をしていませんか?赤ちゃんにはパパとママの不安が伝わります。
赤ちゃんが泣く ⇒ 親が心配する ⇒ 親の不安が赤ちゃんに伝わってさらに泣く ⇒ 親はさらに心配する
と悪循環になっていませんか?パパ・ママが心配や不安になるのは、赤ちゃんがどんな成長をしていくか知らないからです。大事な赤ちゃんを安心させるためにも、生後0ヶ月の赤ちゃんの成長の目安を確認しましょう。
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生後0ヶ月・新生児の身長と体重
生後0ヶ月は新生児と呼ばれる時期です。
・男児:身長44.0cm~52.6cm 体重2.10kg~3.76kg
・女児:身長44.0cm~52.0cm 体重2.13kg~3.67kg
体重増加の目安は、1日20g~30g程度となっています。
産まれてから1週間程度は、皮膚に含まれる余分な水分や胎便が出ていくため、少し体重が減少します。これは「生理的体重減少」と呼ばれ、どの赤ちゃんでも起こる事です。1週間を過ぎれば、また体重は増加していきます。
生後0ヶ月・新生児の反射
この時期の赤ちゃんは「原始反射」と呼ばれる、赤ちゃんの意思と関係なく、外部からの刺激に反応する反射運動を見る事ができます。
大きな物音などに驚いて両手を広げる「モロー反射」
手を刺激する事で握り返してくる「握り反射」
口に触れた物に吸い付く「吸啜(きゅうてつ)反射」
等が挙げられます。これらの反射は、生後4ヶ月頃には消失してしまいます。
また視力が弱く、30cm程度の距離のものがぼんやりと見える程度です。目で何かを追う事はできず、目の前のものを見つめるだけとなっています。その分、耳はしっかりと聴こえるので、パパやママの声はしっかりと判別出来ます。音が聞こえる方に顔を向ける事もあるので、沢山話しかけてあげましょう。
生後0ヶ月・新生児の睡眠
1日のうち14時間~16時間は寝て過ごし、昼夜関係なくお腹が空きます。起きているのはミルクを飲んでいる時間だけになる事がほとんどです。
眠っていても眠りが浅いため、ちょっとした物音で起きてしまいますが、それはどの赤ちゃんでも同じ事なのです。
まだこの世界に産まれたばかりなので、出来るだけ室内で静かに過ごせるようにしてあげましょう。
生後0ヶ月・新生児の授乳
この時期の赤ちゃんは2~3時間おきにミルクを欲しがります。そしてお腹がいっぱいになると、また眠るという生活を過ごします。授乳は1日8~10回、1回20分を目安にして飲ませてあげましょう。
出産直後は母乳があまり出ず、赤ちゃんも上手に飲む事ができないため、少しだけ飲んで寝てしまいます。母乳はあまり出ないし、赤ちゃんも上手に飲む事ができないので、焦ってしまうママもいます。
また授乳時間も不規則ですし、夜中も泣いてしまい精神的に疲れてしまう事もあります。生後0ヶ月の間は、赤ちゃんの欲しがるタイミングであげるようにしましょう。
この時期は出来るだけ母乳を与えるようにします。母乳には赤ちゃんにとって必要な栄養だけでなく、抗生物質も含まれています。母乳があまり出ず、ミルクが必要な場合でも、まずは母乳を飲ませてからミルクを与えるようにしましょう。
生後0ヶ月・新生児の排泄
膀胱や腸に、おしっこやうんちを上手く溜める事ができないので、頻繁におむつを替えてあげる必要があります。おしっこであれば1日15~20回、うんちも多い赤ちゃんで授乳のタイミング毎に出ることもあります。
この時期から頻繁におむつを替えてあげる事で「お尻が綺麗になると気持ちいい」と赤ちゃんが感じる事ができます。そうすることで、おむつが早く取れるようにもなります。トイレトレーニングの時期が早くなるかもしれません。
うんちは非常に水っぽく、下痢との見分けが付きにくい時期です。形状ではなく、色で判別するようにしましょう。
黄色~茶色、緑がかっているものであれば問題ありませんが、白っぽいものや黒色、血が混ざっている場合はすぐに病院へ行くようにしましょう。ただし、生後2~3日の場合は「胎便」と呼ばれる黒いうんちが出るので、この場合は安心して下さい。
生後0ヶ月・新生児の入浴
新陳代謝が活発なため、毎日沐浴してあげましょう。赤ちゃんを冷やさないためにも、沐浴は日中の暖かい時間がいいです。また授乳後すぐに沐浴すると、驚いてミルクを吐き出してしまう場合があるので、30分~1時間空けてから入れてあげましょう。
お湯の温度は38℃~40℃を目安にして、大人が少しぬるいと感じる程度で大丈夫です。沐浴時間が長くなると、赤ちゃんがのぼせてしまう恐れがあるので、服を脱がしてから着替えさせるまでの時間は10分以内になるようにしましょう。沐浴が終わった後、すぐにおむつや服が着れるように、準備してから入れてあげましょう。
裸のまま赤ちゃんをお湯に入れるとビックリしてしまうので、ガーゼタオルなどを身体に乗せて、足の先からゆっくりとお湯の中に入れてあげると、赤ちゃんも落ち着いて入浴する事ができます。
まとめ
この時期はママにとっても大事な時期です。産後すぐに慌ただしい生活が始まりますが、まだ身体は妊娠前の状態には戻っていません。赤ちゃんが寝た時は一緒にお昼寝したり、パパが休みの時は家事をお願いしたりして、ゆっくり過ごす時間も大切です。
ママは産後まだ身体が万全の状態ではないのに、24時間体制で赤ちゃんを守っています。そんな時にパパにできる事はなんでしょうか?
スマホでゲームをする、TVをみる等息抜きの時間も大切ですが、積極的に家事・育児をしましょう。具体的にはおむつ替え、食事の後片付け、掃除等協力できる事は沢山あります。
共働き夫婦が増えてきており、仕事に関してはお互いの大変さがわかります。しかし、育児に関してはパパが何も協力をしてくれなければ、パパは育児の大変さがわかりません。育児は夫婦でするものです。夫婦お互いに感謝をする事が大切です。
出産は何が起こるかわかりません。生死が伴う事だってあります。そんな大変な思いをして産んでくれたママにまずはありがとうと感謝の気持ちを言葉で伝えましょう。