G7首脳宣言 北朝鮮への圧力強化 決意を明記

G7首脳宣言 北朝鮮への圧力強化 決意を明記
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イタリアで開かれているG7サミット=主要7か国首脳会議で発表される首脳宣言のうち北朝鮮に関する部分の内容がほぼ固まり、北朝鮮に対し、すべての核・ミサイル計画の完全な放棄を求め、この目的達成のため制裁など圧力を強化する決意を明記しています。
イタリア南部・シチリア島のタオルミーナで開かれているG7サミット=主要7か国首脳会議で閉幕に合わせて発表される首脳宣言のうち、初日に討議が行われた北朝鮮への対応に関する部分の内容がほぼ固まりました。

それによりますと、「北朝鮮は国際的な課題に関する優先事項」で、「国際社会の平和と安定に対する新たな脅威となっている」としたうえで、「北朝鮮は、即時にすべての国連安保理決議を順守し、すべての核・ミサイル計画を完全に放棄しなければならない」としています。

そして、「これらの目的を達成するための措置を強化する用意がある」と、制裁など圧力を強化する決意を示したうえで、「国際社会に対し、安保理決議の完全な履行を確保するための努力を倍加するよう強く呼びかける」とともに、「拉致問題の即時解決を含め、人道および人権上の懸念に対処するよう求める」としています。