天才伊藤浩士先生の末の世の憂鬱ブログ

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 北海道5区の衆院補選で当選できなかった池田真紀氏は「権力に負けた」と述べました。

 

 相手の和田義明氏は町村王国の4代目の世襲候補であり、町村信孝、町村金五氏が権力によって作り上げた選挙地盤を引き継いでいて、今回の選挙では戦争法やTPPなどの争点を隠して、個人後援会、農協、商工会、医師会、同業者団体、自衛隊、といった自民党の支持組織を固める作戦に出ました、補選は投票率が伸びないから組織さえ固めれば過半数のう票が得られると計算したわけです。

 

 このような組織の支持は権力を持っていればこそ可能であり、多くの場合にそのような組織は権力が分配する予算を貰うために動きますから、和田陣営の選挙は当然ながら権力を行使したものになります。娘婿の自分であれば町村信孝氏がやっていてた、地元への権力を使った利益誘導も出来ますよといったことを、和田氏は当然ながら支持団体に言っていたはずです。

 

 したがって池田真紀氏が「権力に負けた」と言ったのは、選挙戦の在り方として正しい見解であったと思います。ところがネトウヨは下に引用したようなことを言って池田氏の発言を中傷しています。

 

与党に負けた、池田真紀氏が「権力に負けた」と
言っていること自体、ダメですね。 
選挙に負けて、何故権力に負けたになるのですか?
野党はただのアナーキスト(無政府主義者)ですか。
まぁ共産党自体、日の丸、君が代、天皇陛下も否定していますから
反政府として正しい姿なのかもしれませんが、テロリストに近いですよね。
そもそも政府を否定して、政府が立憲する選挙で勝とうというのが
間違いではありませんか。

 

 寝言は寝ているときに言えといいたくなるような内容ですが、和田氏が世襲候補として持っている権力に負けたと言っているのを、権力に負けたというのは政府否定だからアナーキストだと議論を飛躍させており、言っていることに整合性が全くありません。さらに共産党は日の丸、君が代、天皇否定だからテロリストに近いという、ネトウヨの価値観がどうなっているのかよく分かる議論ですが、テロは行為であり、日の丸や君が代や天皇制に反対しても、合法的に訴えている限りでテロリストとは言いません、近くでもありません、ネトウヨにはそれが理解できず、自分たちが信奉しているものや制度を否定する議論に出会うと、テロリストだと決めつけてそれで自分たちの勝ちにしてしまいます。

 

 このような議論を開陳するネトウヨに対して今のネットの世界では誰も批判しないので、自分は凄い政治理論を展開しているような気分になっていて、いよいよ本人は自信満々で、上から目線で世間を見下したように宣託を垂れることになります。

   

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