Duolingoがついに日本語学習に対応
Duolingoは、新しい言語を無料で学べる最高のアプリですが、このたび、世界中の語学学習ファンの要望に答えて、日本語のカリキュラムがついに公開されました。
2011年にDuolingoがローンチしてから、日本語は最もリクエストが多かった学習言語です。その出来栄えは、おべっか抜きで、素晴らしいものです。ローンチに先立ってテストをしたのですが、とても楽しい体験でした。私はここ数カ月、Genkiなどの素晴らしい教科書や、Rosetta Stoneなどの学習アプリを使って、日本語をゆっくり学んでいるところですが、Duolingoはどんな段階の学習者にとっても素晴らしい出発点となるでしょう。
Duolingoでは、早いうちに学んでおくべき重要な日本語のアルファベットの1つである「ひらがな」の学習から始まります。それから、自己紹介、挨拶、慣用表現、よく使う語彙へを学びます。さらにその後は、エクササイズ、食事、ショッピング、道案内など、活動ベースの語彙やフレーズの学習へと進みます。ロマンスもちょっぴり出てきます。最後は、健康、サブカルチャー、オリンピック(2020年に東京に行くつもりなら要チェック)といったテーマで締めくくられています。Duolingoのもう1つのアプリ、Tinycards(iOS用)でも、ひらながとカタカナを学ぶことができます。
とはいえ、ほかのDuolingoコースと同じく、過剰な期待は禁物です。きちんと学習すれば、基礎はしっかりと身につけられますが、流暢とまではいかないでしょう。そこに至るには、膨大な時間とたくさんの実践が必要です。それでも、Duolingoが日本語を勉強しようと思っている人たちにとっての素晴らしい出発点になることは間違いありません。Duolingoがアジアの言語を採り入れようと努力しているのは大きな前進です。
この新しい日本語コースは、アプリをアップデートすれば無料で使うことができます。Duolingoをまだインストールしていない人は、iOS用、Android用のアプリをダウンロードしてください。これほどよくできた言語学習アプリが無料で提供されるとなると、競合はかなり苦しい立場に立たされるでしょう。
Patrick Allan(原文:伊藤貴之)