NNNドキュメント「“土”は流された 北海道・台風被害の爪痕」
2017年5月28日(日) 25時00分~25時30分 の放送内容
- リモート録画予約ご利用について
- ビエラおよびディーガをお持ちの方が対象です。
ご利用にあたり、ディモーラの会員登録(無料)や機器設定が必要です。
※ディモーラはパナソニック社が提供するサービスです。 - リモート録画予約をする - ディモーラ (新しいウィンドウが開きます)
- 使い方を詳しく見る
今後このメッセージを表示しない
<前の放送
2017年5月28日(日)
次の放送>
最終更新日:2017年5月22日(月) 12時0分
番組詳細説明(内容)
【見どころ】
去年夏、4つの台風が上陸・接近した北海道では農業に大きな被害が出た。南富良野町の大居政則さんは、ニンジン・じゃがいもなどを順番に植える「輪作」で肥沃な土壌を育んできた。
しかし、畑近くを流れる川が氾濫し、土と農作物の半分以上を奪われた。被災地を訪れた安倍首相は「なりわいの復旧に力を入れる」と強調したが、代々受け継いできた土を取り戻すには5年以上かかる見込みだ。
土を失った大居さんは、この春、農業を再開することはできるのか。
【内容】
食料基地北海道。全国の食を支えるこの営みはこれからも受け継がれていくものと思っていました。それが、台風という自然災害によって一晩で日常が奪われました。しかも、国は激甚災害に指定しましたが補助額を決める「査定」に時間がかかり、収入を絶たれ将来を描けずにいる農家もいます。制度があってもすぐに救い手を差し伸べられない現状、復興にもがく農家と食への影響を伝えます。
去年8月に北海道を襲った台風は、農業に甚大な被害をもたらしました。
南富良野町の農家・大居政則さん(57)は、ニンジン・大豆・じゃがいも・緑肥を毎年、順番に植える連作で肥沃な土壌を育むとともに、“ふらのブランド”を支える良質な野菜を栽培してきました。しかし今回の台風で畑の近くを流れる空知川が氾濫し6割の土壌と農作物が奪われました。大きくえぐられた農地の再建も危ぶまれるほか、代々100年近く培われてきた、作物がよく育つ土壌は二度と再現することはできません。しかし、問題は農家の復興にはとどまりませんでした。大居さんが作っていたじゃがいもは、全国の農家が春に植え付ける「種イモ」。全国に病気を広めることがないよう、農林水産省の許可を得たものしか出荷できません。土壌を失った大居さんは、2017年の種イモの作付けを断念しました。背景には、農家の「誇り」がありました。
台風は十勝でも大きな爪痕を残しました。清水町の岩田宏さん(57)は川の氾濫で牛舎2棟と子牛2頭が流されました。およそ70年前に父親が切り開いたこの土地は牛乳を冷やしたり、牛が涼をとったりと川の恩恵をうけられる場でした。しかし、台風がもたした大雨でその川は氾濫…岩田さんはほとんどの牛を売りに出すなど、父親が切り開き受け継がれてきた営みが突如途絶えたのです。
「早く日常に戻りたい」と視察に訪れた安倍総理に直接、訴えた岩田さん。視察の直後、国は激甚災害に指定しました。これで復旧が進むかと思ったものの補助額の査定に時間を要し、実際の復旧作業には入れないという現実が待ち受けていました。
災害時に、農家などを救う制度はあるものの、現場とのスピード感のずれがあるというのが実情です。
去年8月、収穫期の北海道を襲った台風被害。農家の大居政則さんは、川の氾濫で、土と農作物の半分以上を奪われた。大居さんは、この春、農業を再開することはできるのか。
出演者
- ナレーター
- 槙大輔
番組内容
去年8月、収穫期の北海道を襲った台風被害。 南富良野町の大居政則さんは、川の氾濫で、土と農作物の半分以上を奪われた。 代々受け継いできた肥沃な土を取り戻すには5年以上かかる見込みだ。 土を失った大居さんは、この春、農業を再開することはできるのか。
制作
札幌テレビ
その他
- 属性情報?
-
- ジャンル
- ドキュメンタリー/教養 - ドキュメンタリー全般 ニュース/報道 - 特集・ドキュメント
人物情報
出典:日本タレント名鑑(VIPタイムズ社)(外部サイト)
<前の放送
2017年5月28日(日)
次の放送>