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本と無線機の買い取り 川花書房(JA2FJG)

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電子レンジも戦時中の殺人兵器の研究から生まれました

電子レンジも戦時中の殺人兵器の研究から生まれました

 

Microwaves

 

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マイクロウェーブ

 

マイクロウェーブというとあまりなじみがないかもしれませんが、台所にある電子レンジはマイクロウェーブを応用しております。
電子レンジをGoogleで翻訳するとmicrowaveとでてきます。


テレビの中継もマイクロウェーブを使っております。
パラボラアンテナの載った中継車をご覧になった方もあるでしょう。

 

マイクロウェーブを兵器として研究

 

戦時中はマイクロウェーブを使った兵器も研究されておりました。
旧日本海軍が築いた強力電磁波兵器研究施設「第二海軍技術廠(しょう)牛尾実験所」では強力な電磁波を発生させる「マグネトロン」を秘密裏に開発していました。
また同施設には、後にノーベル賞を受賞する湯川秀樹氏や朝永振一郎氏も研究に参加されておりました。

 

戦後、高周波技術を平和産業に役立てようと、1946年(昭和21年)主として高周波機器、電気諸計器並びに通信機の製造、販売及び修理を目的として、島田理化工業所が静岡県志太郡島田町(現島田市)に設立されました。

 

私もマイクロウェーブの自作にあたっては同社の同軸・導波管コンポーネントは利用しました。
もちろん新品ではなくジャンク品ですが。

 

旧日本軍の登戸研究所は戦時中,電子レンジと同じ原理で強力なマイクロ電波を強力なアンテナでB-29爆撃機にあてて,撃墜する研究をしていましたが,マイクロ電波を発生するマグネトロン真空管は、開発できたが,実用化の前に終戦となりました。


ブタなどを焼死させる実験には成功したが,発電所一基分の膨大な電力を必要とするのでお蔵入りとなった。
このマイクロウェーブ兵器を怪力光線と呼ばれていました。

 

京都大学に免許

 

京都大学では無線送電の実験をしています。

現在では京都大学が国家戦略特別区域(京都府相楽郡精華町)において進めている
「電動車両向け無線送電システムを利用した社会実証実験」の特定実験試験局へ、2400MHz(2.4GHz)帯アマチュアバンドの上端でもある周波数2450MHzを使用する、空中線電力100Wの無線局免許を2017年3月7日に交付したことを近畿総通が発表しています。

 

1.特定実験試験局の免許の概要
 申請者:国立大学法人京都大学
 使用する周波数等:周波数2450MHz/空中線電力100W
 実験場所:京都府相楽郡精華町大字南稲八妻小字北尻70番地(精華町役場内)
 免許の有効期間:平成30年3月31日

2.実証実験の概要
 2450MHzのマイクロ波を送電装置により送信して、電動アシスト自転車のかご部分に設置した受電装置により電波を電気に変換して充電し、
公用車として使用する実証実験を行うもの。

 

京都大学のHPによると

電動車両向け無線送電システムについては、既に大学構内などでのテスト走行まで
実施済みであり、運用に際して大きな問題がないことまで確認しております。
今回は社会実証実験を通して、本システムの利便性・有用性の確認とその利用に社会
的に大きな問題がないことの確認を行います。

 

アマチュア無線におけるマイクロウェーブ

 

アマチュア無線にはいろいろな楽しみ方がありますが、私の55年のアマチュア無線歴のなかでもマイクロウェーブはかなりの部分を占めます。
もともとへそ曲がりの性格も相まってメーカー製のない物を求めていく過程で段々と高い周波数に移っていきました。


開局当時はメーカー製の無線機はほとんどありませんでしたが、ハム(アマチュア無線家)人口が増えるに従って、メーカー製の無線機もVHF帯からUHF帯の無線機が開発、発売されるようになりました。
最終的には2.4GHzのトランシーバーまで売り出されました。


そうなるとメーカー製がないのは5.7GHz以上に限られてきます。
そんな訳で5.7GHz,10GHz,24GHz,47GHzへと上がっていきました。


もちろんこれ以上の周波数もアマチュア無線に許可されておりますが、相手もいないし、視力も衰えもあって47GHzでストップしました。
周波数が高くなるとコンマ何ミリの世界です。

 

 

 

 

 

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