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たぱぞうの米国株投資

米国株投資で人生の選択肢を増やすという提案です。某投資顧問のアドバイザーをしています。

Tapa's U.S. Stocks Investment

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米国ETF売買ランキング2017年5月

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米国ETFの売買ランキングを見てみる

 半年ぶりにネット証券の売買ランキングを見てみました。保有ランキングのほうが面白いのですが、気が付けば保有ランキングをやっているネット証券はSBI証券のみになっていました。

 

 これだと比較ができないので、売買ランキングを取り上げます。なお、売買ランキングの引用元はSBI証券と楽天証券です。かつてはマネックス証券もあったのですが、マネックスは米国株売買ランキングのみになってしまいました。

 

 私は米国株取引ができるネット証券3社すべての口座を持っています。3社特色があり、サービスに関する考え方がサイトにも反映されています。これがなかなか面白いです。

 

 今後この方向性が継続されるのか注目していますが、やはりSBI証券と楽天証券はソフト面・サービス面での強みがあるように見受けられます。マネックス証券の牙城は取引できる銘柄数の多さということになります。

 

 こればかりは単純な手数料比較などではなく、自分のフィーリングもあります。どこが良いと断定するのは、なかなか難しいところですね。

SBI証券における売買ランキング2017年5月

順位 ティッカー 銘柄名
1 VT バンガード トータル ワールド ストックETF
2 NUGT Direxion デイリー 金鉱株 ブル3倍 ETF
3 VOO バンガード S&P 500 ETF
4 QQQ Pシェアーズ QQQ ナスダック100
5 FAS Direxion デイリー米国金融株ブル3倍 ETF
6 DRN Direxion デイリー米国REITブル3倍 ETF
7 IYR iシェアーズ 米国不動産 ETF
8 VTI バンガード トータルストックマーケットETF
9 SPXL Direxion デイリーS&P500ブル3倍 ETF
10 PFF iシェアーズ 米国優先株式 ETF

 

 SBI証券の売買ランキングで目を引くのが、「ブル3倍」系ですね。しかも、FASやDRNは値動きが激しいですから腕に自信がある投資家向けの商品です。SPXL、S&P500のブル3倍も目を引きます。

 

 ちなみに2位になっている金鉱株ブル3倍ETFのNUGTの長期チャートは、下記のようになっています。

f:id:tapazou:20170525200313p:plain

 長期では絶対に持とうと思わないチャートをしています。値動きが激しく、1日で10%以上動くことも珍しくない、お元気なETFです。このようなお元気な銘柄で短期値幅取りの投資家が売買していることがうかがえます。

 

 長期保有に適した銘柄は、VT、VOO、QQQ、IYR、VTI、PFFでしょう。このブログでもおなじみの銘柄が並びます。意外なのはいまだにVOOやVTIよりもVTが人気あることですね。やはり世界分散の魅力ということなのでしょう。

楽天証券における売買ランキング2017年5月

順位 ティッカー 銘柄名
1 TLT iシェアーズ 米国国債 20年超 ETF
2 VT バンガード・トータル・ワールド・ストックETF
3 IVV iシェアーズ S&P 500 ETF
4 QQQ Pシェアーズ QQQ ナスダック100
5 TNA Direxion デイリー 米国小型株 ブル3倍 ETF
6 VOO バンガード・S&P 500 ETF
7 PFF iシェアーズ 米国優先株式 ETF
8 EWZ iシェアーズ MSCI ブラジル・キャップト ETF
9 INDL Direxion デイリー インド株 ブル3倍 ETF
10 SPY SPDR S&P 500 ETF

 

 意外な銘柄がトップを取っています。TLTです。これは、20年米国国債に特化したETFです。

f:id:tapazou:20170525201906p:plain

 この10年での分配金込のリターンでは、債券ETFとして有名なAGGをも凌駕しています。AGGは1.5倍程度のリターンですが、TLTは2倍のリターンを記録しています。このリターンは債券利回りがパッとしない近年では出色と言えます。

 

 SBI証券の売買ランキングに比べると比較的落ち着いた印象を受けます。ただし、インド株ブル3倍のINDLや暴落直後のブラジル株ETFであるEWZなど、やはりお元気なETFが混じっているのは面白いところです。

 

 ブラジル株ETFは個人的には妙味があると思っています。政治的な要因での暴落はあとからリバウンドすることが多いからです。しかも、個別株ならリスクは大きいですが、この場合はETFですからより良いですね。

 

 数年前のウクライナ侵攻に伴うロシア株の暴落を彷彿させます。ただ、いずれの場合もケースバイケースですから、急落株のリバウンド狙いに絶対はありません。

 

 関連記事です。およそ半年前の株式保有ランキングです。すでにエヌビディアが躍進しています。

www.americakabu.com

 同じくおよそ半年前の売買ランキングです。バイオ系ETFが騒がれなくなりましたね。

www.americakabu.com

 短期売買で生き残ることができる人は、センスのある人です。誰もができる投資ではありません。

www.americakabu.com