未来の不幸を減らすため、
義父には自動ブレーキ搭載車に乗ってもらうことにしました。
高齢ドライバーの事故が多く、親の運転が心配です。
今年の初めに体調を崩してから、反応が鈍くなったように感じる義父。
運転をやめて欲しいとも思っています。
2ヵ月ほど運転をやめてもらいましたが、車がないと色々と不便な様子。
義父が交通事故を起こさないように出来るだけの対策をし、
運転を再開しました。
目次
義父は運転をしてもいいの?
夫のブーさんは義父を連れ、
最寄の運転免許センターにある「運転適性相談窓口」へ行きました。
面接とテストをすると義父はギリギリで合格。
そこで念のため、病院(内科)で認知症のテストを受けると「問題なし」。
義父はうれしくて運転する気満々。
ブーさんは兄弟で話し合った結果、
義父に自動ブレーキ搭載車をプレゼントすることにしました。
安全で安い!スペーシア
ブーさんは兄弟でお金を出し合い、自動ブレーキ搭載車を購入。
色々調べて選んだのは、スズキの軽自動車スペーシアGリミテッドです。
スペーシアを選んだポイント
高性能なのに安い!この一言に尽きます。
予防安全性能評価「最高ランク」
2016年度JNCAP予防安全性能アセスメントで最高ランク獲得。
最高ランクを獲得したのは18車種。
その中でも軽自動車は4車種のみ。
「JNCAP」とは、独立行政法人 自動車事故対策機構が行っている
自動車の安全性能評価。
「予防安全性能アセスメント」は2014年度から始められた予防安全性能評価。
自動でブレーキをかける技術など自動車の先進安全技術について評価しています。
「予防安全性能アセスメント」の評価は大きく分けて3つ
- 被害軽減ブレーキ(対車両・対歩行者)
- 車線はみだし警報
- 後方視界情報
「デュアルカメラブレーキサポート」と「全方位モニター」を搭載した
スズキ・スペーシアXは、この評価で71点満点中66.7点。
同じ軽自動車で最高ランクを獲得した
ダイハツ・タントカスタム RS"トップエディションSAⅢ"、71点満点中56.2点。
自動ブレーキシステムの先駆けで有名なスバル「アイサイト」。
アイサイト搭載車で最も評価が高かったのは
スバル・フォレスター2.0i-L EyeSight、71点満点中69.5点。
2016年度、最も総合評価が高かったのは
マツダ・アクセラ15XD L Package、71点満点中70.5点。
あれ?スペーシアの点数が低い?
そんなことはありません。
71点満点中66.7点は、100点満点に直すと93.9点。
スペーシアだって最高ランク。
高性能な「デュアルカメラブレーキサポート」は歩行者や車を認識。
時速50キロでも自動ブレーキが作動します。
スペーシアは安心価格
上記4車種の価格を比べてみると
- スズキ・スペーシアGリミテッド 1,398,600円
- ダイハツ・タントカスタム RS"トップエディションSAⅢ" 1,749,600円
- スバル・フォレスター2.0i-L EyeSight 2,689,200円
- マツダ・アクセラ15XD L Package 2,689,200円
スペーシアが一番安い!
ブーさんは義父の車を買い取ってもらい、
スペーシアの購入時に支払ったのは124万円(諸経費込)。
兄弟それぞれ自分の家庭を持っていますので、
お金を出し合ってプレゼントするのはこれくらいの金額がギリギリ。
32.0km/Lと低燃費なのもうれしいです。
乗り降りのしやすさと義父母のこれからを考えて
ここ数年で、義父母は足腰がとても弱くなりました。
腰痛にも悩まされています。
スペーシアは天井が高く、シートの高さが程よい為、
あまり腰をかがめずに乗り降りができます。
ブーさんの兄弟は元自動車整備士。
将来、義父母が車椅子を使うようになっても
「スペーシアなら車椅子のまま乗れるように後部座席の改造ができる」らしいです。
運転してみたブーさんの感想は「シートが高いから視界が広く運転しやすい」。
その反面、高さがあるため
「風が強い日の高速道路の運転は、ハンドルを持っていかれて怖かった」とのこと。
この車も高性能で安い!ミライース
スペーシアを購入した後、気になる車がダイハツから発売されました。
ダイハツの予防安全機能「スマートアシスト」。
略して「スマアシ」。
軽乗用車「ミラ イース」は最新の「スマアシⅢ」を搭載。
安い・安全・低燃費(35.2km/L)
ブーさんいわく、
前方の自動ブレーキ性能はスペーシアが上。
ミライースは後方に強い。
確かに「スマアシⅢ」には
ブレーキとアクセルの踏み間違いで後方に急発進するのを抑える機能があります。
すばらしい。
参照:ダイハツ スマアシ総合サイト| 主な機能
ダイハツ、90万円台で自動ブレーキ車 安全重視 :日本経済新聞
自動ブレーキ搭載車の保険料が安くなる
2018年(平成30年)1月1日から、
自動ブレーキを搭載した車の保険料が9%安くなります。
国土交通省は交通事故を減らすことを目的として、
先進安全技術を搭載した自動車の推進計画を進めています。
先進安全技術のうち自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)は特に普及が進んでおり、
交通事故軽減効果の大きい技術。
そこで、損害保険各社でつくる損害保険料率算出機構は、
保険実績でも自動ブレーキでリスクが軽減することが確認されたとして、
保険料の引き下げを決めました。
自動ブレーキ搭載車は安全・安心な上、保険料が安い。
いいことずくめ。
参照PDF:http://www.giroj.or.jp/service/ryoritsu/jsiryo201612.pdf
交通事故を減らすために
私は10代の頃、高速道路で前方不注意の車に追突されました。
ケガは頚椎捻挫だけで済みましたが、受験シーズン真っ只中の事故で精神的に動揺し、
痛みに体力を奪われて大変な思いをしました。
また20年以上経った今でも、暗い中で赤色灯を見ると事故の恐怖を思い出します。
高齢者だけでなく、
全てのドライバーが自動ブレーキ搭載車に乗れば交通事故が減るはず。
自動ブレーキ搭載が当たり前の世の中になることを願っています。