何だか大仰なタイトルですが、冷静に書いていきましょう。僕はビットコインを含め仮想通貨を50万円分購入しています。一時は含み益が50万円、つまり元手が2倍になったわけですが、今日の暴落で含み益が10万円まで減少しました。
含み益が出てるだけまだマシ。大きく含み損を出している人もいるでしょう。僕が含み損を出すまで下落する可能性だってあります。
そんな状況でも僕がうろたえない理由を書いてみます。
含み益は利益ではないと認識する
当たり前のことです。でも人は実際にその場面に直面すると「頭では分かっているんだけど―」という感覚になります。
例えば50万円という含み益が出ていた時、頭では分かっていてもその50万円がさも手元にあるかのような感覚が生まれます。そしてその50万円が10万円になればマイナス40万円……
しかしマイナス40万円という表現はおかしい。含み益だからプラス10万円と言うのが正しいはず。それでも含み益と利益を混同していると、マイナス40万円と認識してしまう。
この認識は人を焦らせます。ジリジリとマイナスが増えていく感覚。「あの時売っておけば…」
含み益はあくまでも含み益。昨日の含み益が今日の含み損なんてことも普通にありえます。
暴騰すれば暴落する
これも当たり前のこと。しかしそれを本当の意味で認識するためには経験が不可欠です。経験がないのであれば、過去から学びましょう。
分かりやすいのがこのチャート。時価総額2位-3位をうろついているRipple(リップル)の3ヶ月チャートです。尖っているところが3箇所あるのがお分かりいただけるでしょう。3ヶ月という短期間でも上がれば落ちるを繰り返しています。
大きな期待はちょっとしたきっかけで失望を生みます。期待に乗って買う人が多ければ多いほど、些細なことで失望売りが加速します。これは人の心理として当然のこと。
しかし、これが問題になるのはあくまでも短期的に見た場合ですよ。
長期的に考える
このような暴落でパニックにならないためには、常に長期的な視野で考えていく必要があります。
長期的には伸びないと考えるのであれば投資をしない、または投機・ギャンブルと割り切って上手くやるしかありません。
逆に、長期的には伸び続けると考えるのであればうろたえて消耗する必要はありません。
僕は後者の立場。仮想通貨の未来への期待とロマンを感じての投資。そして暴騰と暴落を繰り返しながら長期的には伸び続けていくのではないかと考えています。
以下はビットコインの長期チャート。青丸で示してある暴落は取引所の払い戻し停止・破綻が問題となったMt.Gox事件の影響です。しかしこれほど大きな暴落があったにも関わらず長期的には回復しているのが分かります。
余剰資金で投資する
僕のような一個人の予想なんて何のあてになりません。予想というよりもはや期待です。いくら長期的には伸びると思っていても、そうならない可能性だってもちろんあります。
だからこそ、あくまでも余剰資金で投資することこそがもっとも重要なのです。
最初から「なくなってもいいお金」を使います。予想が外れれば「あー残念」、予想が当たれば「ラッキー」。その程度のもんです。
分散して投資する
1つの仮想通貨、例えばビットコインだけに全額を投資する、などということは絶対に避けるべきです。何らかの不安材料が見つかり、資金が他の通貨に流れ暴落する可能性があります。
複数の仮想通貨に分散して投資しておけばミドルリスク・ミドルリターンくらいにはなるでしょう。
僕の実際のポートフォリオ、公開してます。
まとめ
もっとも最悪なのは暴騰している時に焦って買い、暴落時に焦って売る行為。損している人は大体このパターンです。
もしも長期的に伸びる、と考えているのであればこのような暴落時こそ買い時です。
繰り返しますがもっとも重要なのは余剰資金でやること。最低これだけ守っていればいちいちうろたえる必要はありません。
暴落中だけど仮想通貨始めてみたいという強メンタルな方は以下の記事をご参照ください。