あなたの記事が読まれないのは、ほとんど目を惹かないタイトルのせいです。
「秀逸なタイトルにつければ、たくさんの人に見てもらえる」そんな当たり前のことは頭でわかっていても、あなたは以下のように感じてしまっているのではないでしょうか。
- ”秀逸な”タイトルが思い浮かばない
- どのようにタイトルをつければいいかわからない
- インパクトのあるタイトルとは何か?
- 良いタイトルをつけるセンスがない
これらの悩みに対して、20数記事書いただけで読者登録数500超を達成した私が、先に断言しておきましょう。
読まれるタイトルのつけ方は、センスではありません。良いアイデアが思い浮かぶかどうかも関係ありません。言葉の引き出しの多さでもありません。大事なのは「読者の目を引けるすごいタイトル」を作れるかどうかです。
この記事では、特別センスのある表現でなくても、むしろ小学生で習うような表現だけで「すごいタイトル」を生み出す方法をお伝えします。
もし、あなたが少ない労力で、より多くの人に記事を見てもらたいのなら、この記事で「タイトルのつけ方」をしっかりと学ぶことが近道です。そうすれば、アクセス数等の結果は一瞬で出せることは間違いありません。
「目をひけるタイトルのつけ方」を学ぶだけで成果は大きく異なるのです。
- はじめに:2つの留意点
- すごいタイトルの4要素
- 1.ターゲットを明確にする(誰に)
- 2.メリットを最大限に打ち出す(何を)
- 3.「読もう」を確信させる(どのように)
- 4.ミステリアス感を出す(+α)
- 届けるために、貪欲に読まれる努力を。
- 最後に:でも、タイトルはアホくさくてもOKです
はじめに:2つの留意点
タイトル付けの極意をお伝えする前に、2点だけ頭に入れておいて欲しいことがあります。2点とは、「タイトルの重要性」と「センスはいらない」という点です。以下当たり前のことかもしれませんが「すごいタイトル」を考える上での心構えとして重要になるので、サッと読み進めておいてください。
タイトルで勝負が決まる
改めて念を押しますが、あなたがどんなに一生懸命に記事を書こうが書かないが、読まれるか読まれないかのファーストステップは、全てタイトルで決まってしまいます。
「読まれるタイトル」をつければ多くの人が見てくれます。しかし「悪いタイトル」をつけてしまうと、誰も読んでくれません。当たり前ですが、タイトルを見た時点でユーザーにとって「記事の中身」は一切把握できません。ユーザー側は見る見ないの決定を、タイトルとアイキャッチ"だけ"を見て判断します。クリックするか、しないか、0か1は全て表面的な「タイトル」で決まるのです。
タイトルを制するものが、アクセスを制すると言っても過言ではありません。読まれるブログを書く人は、総じてこのタイトル付けの重要さを強く認識しています。
もし、あなたがこれまで、タイトルに対しての意識が低かったなら、まずその意識を変えることが「すごいタイトル」への近道だと、お伝えしておきます。
タイトルにセンスはいらない
強く言っておきますが、タイトルにセンスは必要ありません。
タイトルをつけることは、キャッチコピーのセンスが問われることのように思うかもしれません。しかし、WEB上のタイトルにおいては「うまい言い回し」など必要とされていません。多くの人はタイトルキャッチコピーと聞くと独特の言い回しやセンスを発揮することと認識しているようですが、必要とされる要素は「注意をひけるかどうか」だけです。
また、キャッチコピーを深く考えようとすればするほど、本来の「記事の魅力を伝える」ところから脱線しがちになります。意識しておいて欲しいのは「記事の魅力が一瞬で伝わる」かどうかです。タイトルで一瞬で読みたいと思わせれば良いのですから、凝った表現等は必要ありません。
一瞬で読みたいと思わせる「すごいタイトル」であれば、OKなのです。 センスは関係ありません。これだけは念頭において読み進めてもらえればと思います。
それでは、「すごいタイトル」の全貌を明らかにしていきましょう。
すごいタイトルの4要素
「すごいタイトル」とは以下のような4要素を含んだタイトルのことを指します。
ターゲットが明確・読むメリットを感じれる・読む理由が一瞬でわかる・適度のミステリアス感
あなたがタイトルのつけ方に苦戦しているなら、また、結果を感じていないのなら、まず、この4要素が何なのかを知ることがスタートになります。ただし、4要素を知るだけでは結果が出ないので、ここからは私が実際に実践している「タイトルを考える際の3ステップ思考法」をあなたにお伝えします。
この思考法を真似すれば、実際にあなたが「すごいタイトル」を付けれるレベルまで到達できることをお約束できます。
「すごいタイトル」作りの3ステップ
では、「すごいタイトル」の作る方法を、3つのステップに分けて、あなたにお伝えしていきましょう。3ステップとは以下のようなものになります。
①誰に②何を③どのように伝えるか
先ほど提示した4要素を含ませると、
①で、ターゲットを明確にして
②で、ターゲットにとってのメリットを含ませる
③で、「読もう」を確信させる伝え方をする
このような概要になります。
タイトルをつける上で、大事なのは、書く前に考えるプロセスを置くことです。あなたが書き上げた記事のタイトルをつける前に、3つのステップの順を追って思考することが「すごいタイトル」に直結します。
それではここから、「誰に何をどのように伝えるか」この3ステップをお伝えしていきましょう。
1.ターゲットを明確にする(誰に)
あなたが公開している記事は、”誰に”向けて届けようとしていますか?
タイトルをつける上で一番大事なのは「相手の立場に立つ」ことです。
僕は日頃からたくさんのブログ媒体に目を通していますが、その中で感じるところを正直に言うと、誰に届けたいのかが明確になっていないタイトルが多すぎるということです。例えば「本日〜に行ってきました」や「私は〜と思う」といったタイトルは、控えめに言っても誰にも見てもらえないタイトルのつけ方をしています。
書き手のファンくらいしか読んでもらえないタイトルをつけているにも関わらず「PVが欲しい」「たくさんの人に見てもらいたい」と願っているだけでは、無論、成果は出ません。相手の視点に立って、考えていきましょう。
自分ごとに捉えてもらえるタイトルを
あなた自身のコトはハッキリ言ってどうでもいいです。読み手に自分のコトだと思わせるようなタイトルをつけましょう。
毎日、数え切れないほどの情報が飛び交っている中、無名のあなたが提供する情報を見てもらうためには、まずあなたが届けたい”相手”に気づいてもらう必要があります。相手に気づいてもらうためにには「自分に関係がある」と思わせるようなタイトルにしなければなりません。そのために、まずターゲットを明確にする必要があるのです。
ターゲットを明確にしないことには、”その人”にとって刺さる内容にはなりません。徹底的に『届けたい読み手』を鮮明に描くことが第一段階として、必要です。
ペルソナでターゲットを具体的に描こう
犯人はお前だ!
ペルソナとは、自分で設定する架空の人物のことを指します。あたかも実在するかのような人物像を設定するのです。
例えばこの記事だと、
・年齢20代 社会人
・アクセス数に伸び悩んでいる人
・タイトルのつけ方がわからない人、難しいと感じている人
・土曜日・日曜日の休みで、時間があって暇している
欲を言えば、趣味、職業、コンテンツを読むシーン(スマフォ・PC)知識のレベルはどれくらいなのか?といった”ペルソナ”を鮮明に描くことに成功すればするほど、読者に強く刺さる言葉選びが可能になります。
誰にとって必要とされている情報かを考える
犯人に届けても意味はない
多くの人は、記事を書き上げた段階で「何を」の部分は明確になっているものの「誰に」がぼんやりしているので、刺さるタイトルをつけることができていません。ターゲットを具体的に、より鮮明に描くことができれば、バズを起こすことなど容易です。なぜなら「読まれる」からです。
「誰かに届ける・伝える」のがブログという媒体の役目だということを再認識しましょう。画面の先にいる読み手に対してどこまで『思いやり』を持てるかどうかも、刺さるタイトルをつけることができるかに直結します。ターゲットが思い浮かばなければ、「思いやり」を持つこともできません。”誰が”関心を持って読んでくれそうなのかを一度考えてからタイトルをつけてみましょう。
たった1人の人間の心を動かすコトができないのに、多くの人を動かすことはできません。逆にいえば、1人の人間の心を強く打つタイトルをつけることができれば、多くの人にも影響を与えることができます。
ターゲットが明確になれば、次は「何を」の部分として「ターゲットが記事を読むメリット」をタイトルに盛りこんでいきます。
2.メリットを最大限に打ち出す(何を)
その記事を見ることでもっとも得れる価値を訴求する
読み手に「読もう」と思ってもらうなら、その記事を読むことで得られるメリットを訴求する必要があります。これは、あなたがネットサーフィンをしている際に「なぜ、そのタイトルを選んだか?」を考えれば答えがでます。たいてい「読むことで何かしらのメリット」をえれるからこそ、クリックというアクションまで至るのです。
メリットの種類はたくさんある
では、「何かしらのメリット」を具体的に考えていきましょう。これから「アクセスを集めやすいタイトルの属性」を挙げていきます。これらを参考にして、伝えたい「メリット」を最大化することが近道です。
あなた今書いている記事は、以下のどのメリットに当てはまりますか?自分ごとに落とし込んでもらえると、イメージしやすいです。
タイトルはただの要約文ではありません。「要素」を伝えるだけでなく、「価値」を伝えましょう。そのためのコツは提示しておきました。参考にしてみてください。
※実際にタイトルをつける際に上記の属性のどれに当てはまって、どのようにタイトルをつけるか、あとで振り返って、こちらを参考にしていただければと思います。ちなみにだいたい僕は提示した属性に当てはめるだけで成果を出してきました。
3.「読もう」を確信させる(どのように)
メリットを最大に打ち出せば、最後は読者に「読もう」と確信してもらう必要があります。確信してもらうためには、読者がタイトルを見たときに、”一瞬で”記事の内容がどんなものなのかをイメージしてもらう必要があります。とするならば、イメージを一瞬で行ってもらうために、以下のような要素をタイトルに入れ込むことが必須になってきます。
・数字を出す
・インパクトを演出する
・わかりやすい表現を使う
・誰もが知っている表現を使う
・32文字以内に収める
テクニックとして、これらをチェックしてタイトルを構成することは非常に使えます。
タイトルは「読まれるのではなく、見られる」モノです。 決して、タイトルを”読ませて”はいけません。5秒で意図が把握できるような簡単かつ簡潔な表現を心がけるようにしましょう。そのために上記の5項目は外せません。
4.ミステリアス感を出す(+α)
最後にトッピングとして読者に「何だろう?」「きになる」と思わせるテクニックについてお伝えしておきます。この記事でいうところの「すごいタイトル」や「秘密」の部分に当たります。
クエスチョンを投げる
造語を使う
常識はずれのことを言う・逆のことを言う
「読みたい」を確信させるには、読まないといけない理由を作ることも1つ方法としてあります。読まないといけない理由を作るには、読み手に疑問を思い起こさせることが必要になります。そのために、ミステリアス感を演出するような技術を駆使することも1つ、頭に入れておきましょう。
以上。3つのステップ、4要素を全てお伝えしました。最後に、忘れてはいけない大事なマインドについてだけ、お伝えしておきます。
届けるために、貪欲に読まれる努力を。
タイトルのつけ方を考えるだけで、結果は大きく異なります。
そのための、読者の目を引く方法はありとあらゆるものがあります。しかし、方法やテクニックに終始するだけでなく、最終的には「誰にこの情報を届けたいのか」といったあなたの強い思いが大事になります。情報自体に価値があるのに、誰にも見てもらえないのは大きな損失です。
損失を起こさないために、以下のような問いを投げかけてみることも1つ有効な手法です。
自分だったら、そのタイトルをクリックしようとするのか?
ターゲットが、そのタイトルをクリックする姿を思い描けるか?
タイトルと、中身の価値のバランスが取れているか?
ここまで、全ての要素を含ませて、最終チェックを終えた、タイトルはきっとたくさんの人の「目を引く」モノになっていることでしょう。
最後に:でも、タイトルはアホくさくてもOKです
今一度、この記事のタイトルを思い出してみましょう。
アクセス10倍!?絶対に読まれる「すごいタイトル」の秘密
ここまで読んでくれたあなたは、つい数分前と比較して、このタイトルを見て「ずいぶんとアホくさく」感じることでしょう。
「見られたい要素入れすぎやんけ!」
改めて見直すとおかしなことだらけです。僕もアホくさく感じてます。
でも、中身がイイならOKです。
努力して書いた「中身」を届けたい意志があるならOKです。
タイトルは読まれるモンではなく、
見られるモンですから。