大事なことに集中する
大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法
- 作者: カル・ニューポート,門田美鈴
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/12/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
この本を会社内で読んだとか、実践し始めている人がいる。 気になるので会社に買ってもらった。そして読み終えた。
Deep Work
Deep Workについて取り上げられている記事があるのでそちらを見て欲しい。
集中するための取り組み、が取り上げられ、その後に出てくる「シャロー・ワーク」という項目が興味深い。
知的労働者がディープ・ワークに努めなくなっている理由は、はっきりしている。ネットワーク・ツールのためだ。メールのようなコミュニケーション・サービス、ツイッターやフェイスブックのようなソーシャル・メディア・ネットワーク、そして派手に乱立する娯楽情報番組を牛耳る広範な分野のことである。概して、こうしたツールの台頭は、スマートフォンやネットワークに接続したオフィスのコンピュータを通じて簡単にアクセスできるためでもあるが、このことは大半の知的労働者の関心を分散させた。
2012年のマッキンゼーの調査では、平均的な知的労働者はいま週間労働時間の60パーセント以上を費やして、コンピュータによるコミュニケーションとインターネットの検索をおこない、30パーセント近くをメールを読んだり返信したりすることに費やしている。
こんな注意散漫な状態では、長時間中断されないで思考することが必要なディープ・ワークをおこなうことはできない。だが、現代の知的労働者が怠けているわけではない。事実、従来どおり多忙だと言っている。この矛盾はどういうことか?大部分はディープ・ワークと対をなすもの、シャロー・ワークのためだ。
このシャロー・ワークは何か、取り除くにはどうするか、どう立ち向かうか?についてまとめられているのが、 大事なことに集中する、という本。
現実的に集中できない環境
Slack, メール、Twitter, facebook, Instagram, その他何かしらのツールで 常に割り込みが発生する状態が生まれている。
- @here で拡散される、受け取るべきか受け取らないべきか迷う情報 (Slack)
- RTされてくる面白いような情報、受け取って知らないとまずい(恥)と思えるようなもの (Twitter)
- facebookで拡散される個々人のイベント情報で、楽しんでいる様子を受けたり見たり、Likeして存在を認知する作業
- instagramできれいな画像を上げ、返信を期待する行為
- はてな界隈で賑わっている記事を追いかけ、ツイートしたり何かしたりする行為
などなど。別に嫌いじゃないのだけど、スマートフォンやPCを持っていると 気軽にアクセスできるため、ついつい見てしまうし、そっちに時間を使うし、 ネットで炎上している記事を見ておっかけてしまう。結論は出ないにもかかわらず。
本で取り上げられているものを実践していく
サラリーマンである自分は、完全に隔離するための別荘みたいなものを買う財力もない。 けど、集中するための場所を選ぶことはできるはず。
会社内で集中するための部屋がある。ヨビコウと言われている部屋。
予備校だった!聞くと、集中して作業が出来るスペースとして用意している部屋とのこと。
ここで集中して作業する時間を増やし、GoogleカレンダーかSlackでヨビコウに居ます。 と一言書いたりして最低限の連絡手段、、何かが発生した時に呼びつける手段は取れるようにしておく。
また、MDR-1000Xという良いヘッドフォンを買った。
これと、AWAというサービスに課金をし、常に音楽を耳に流し続ける環境を作るようにした。
ただし、常時やってると外と隔離してしまうので、上限は4時間程度と決めている。
社内で、Slackでjoinしてる部屋を徹底的に減らした。まだ減らせそう。でも減らしすぎるとなとか思ったりする。 でも本当に自分が必要だったらjoinするし、相手も本当に自分が必要であれば mention 飛ばしてくるはず。 DMでのやり取りになりそうだったら都度public部屋に行けばいいはず。
どこまで集中できるか
「技術力が足りていない」とか「やりたいことはやれてない」という感情が湧いてくる。 若い時にやったやりきった感が得られていない。型のようなものができ、コーディングにも出てきてしまっている。 意識を変えることも合わせてやっていきたい。