まず、ゲーム概要の前に・・・雨宮慶太とは!?
千葉県東葛飾郡浦安町(現・浦安市)出身。幼少時より特撮が好きで、特に『仮面ライダー』は少年仮面ライダー隊隊員番号No.2をもつ程のファンであったという。
阿佐ヶ谷美術専門学校を卒業後1981年にデン・フィルム・エフェクトに入社。
その翌年の1982年に有限会社クラウドを設立、篠原保や阿部統等といった人材を輩出した。
その後雑誌『宇宙船』の村山実編集長(当時)の紹介で『巨獣特捜ジャスピオン』(1985年)にて初めてキャラクターデザインを担当、翌年の『時空戦士スピルバン』よりメインでキャラクターデザインを手がけるようになる。
当時東映のプロデューサーであった吉川進は、後に雨宮が監督した『未来忍者』を見せてもらった際、当時吉川の上司であった渡邊亮徳も感心し今後の東映の戦力として参加させていこうという話になったことを述懐している。
『鳥人戦隊ジェットマン』(1991年)ではTV作品初演出にして、パイロット版(1、2話)の監督に抜擢されている。東映とはずっと蜜月の関係だったが『人造人間ハカイダー』を最後に、それ以降東映作品の演出からは遠ざかっていた。しかし2009年製作の『仮面ライダーディケイド』で怪魔ロボットシュバリアンのキャラクターデザインを担当、約13年ぶりに東映作品に参加した。
映画監督としては1988年の『未来忍者 慶雲機忍外伝』でデビュー。代表作には1991年公開の『ゼイラム』や、『タオの月』(1997年)など。近年は自ら原作まで手がけることも多く、これまでに『鉄甲機ミカヅキ』(2000年)や『魔法少女隊アルス』(2004年)、続編も多数製作された『牙狼-GARO-』(2005年)など、分野を問わず多彩な活動を見せている。
その偉大なお方が、このゲームのキャラクターデザインなどを監督されていたのです。
なんか、ゲームなのに妙にプレイヤーの動きがリアルっぽかったり、当時としては思わず見とれてしまう
アクションゲームであったことなどに、納得がいくわけです。
では、ゲーム概要です!
とうぜん、必要なのは「精密なパターン化」よりも「一通りの操作と技を使いこなす事」なのです。
ステージ毎の攻略などは、そこまで詳細である必要はあまり無いともいえるのです。
自機である主人公「鋼」はかなり色々な行動が取れるようになっており、それだけ聞くと複雑そうに思いがちです。
しかし、実際はシンプルなジャンプアクションに技やバック転などの要素を付属させる形の範疇に収まる程度には分かりやすい操作系でもあります。
そして、ボタン割り振りは取説が無くてもオプション画面を参照すれば分かるようになっています。
回転ジャンプ(2段ジャンプ)、壁ジャンプ(回転ジャンプ中に壁や画面外にぶつかる)、スライディング(しゃがみ中B)、下蹴り(ジャンプ中に下)などのジャンプ技もフル活用がクリアのための必須条件です。
四聖獣を象った4種の武器はそこまで威力に差は無く、使用回数に制限がある「朱雀」と「白虎」もすぐに補充できるのでケチらず使いまくるのが吉!!
ボムは破壊力抜群で、連発すればボスも簡単に倒せる。
ただし、玄武は撃つとスキだらけなので使わない方が吉。
ストーリーは!?
彼らは、「世を滅ぼすほどの力を秘めている」と伝えられている、神器「天雷」を守護することを宿命づけられていたが、ある夜、一族の歴史は終わりを告げた。
かねてから「天雷」の破壊力によって世界を破滅へ導こうとしていた降魔一族が、封魔一族を襲い、
天雷を奪い去ったのである。だが、彼らは気づいていなかった。
深手を負いながらも、ただ1人生き残った男がいたことを……。
死の淵に追いやられながらも一命を取りとめた男は、MOMOCHIと名乗る謎の老人の高度なサイ
バーテック技術により、ふたたびこの世によみがえった。
ただし、このとき彼は、脳以外の生身の体をすべて失うことになってしまったのだが……。
もともとすぐれた忍であった彼HAGANEは、サイボーグ化したことにより超絶的なパワーとスピ
ードを手に入れ、その力をもって黒龍衆に復讐することを誓うのであった。
鋼(HAGANE)の動きで敵を一網打尽!!
3段階(素回転→青発光→黄発光)の状態とYとBの組み合わせで、なんと6種類の必殺技を発動できるのです。
また、サマーソルト(LRボタン)絡みの操作の大半は完全無敵なのです、これのフル活用もクリアには必須条件なのです。
●歩行、しゃがみ
左右で歩行、下でしゃがみ
歩行速度は「2ドット/フレーム」(秒速120ドット)。
画面端から端まで2秒程度で移動する。
●武器攻撃
Yボタンで、選択中の武器を使用する。
●ジャンプ
Bボタンでジャンプ。最高高度が非常に高い。
ジャンプ中の攻撃、高度制御、左右空中移動も可能だが
通常ジャンプ中の左右移動速度は「1ドット/フレーム」(秒速60ドット)と歩行の半分の速度なので
機敏に動きたければ回転ジャンプや壁ジャンプとの併用が必要になる。
●回転ジャンプ、壁ジャンプ
真横に飛んでいく二段ジャンプ。ジャンプ上昇中にBで回転ジャンプが発動する。
飛んでいく速度は「3ドット/フレーム」(秒速180ドット)と、スライディングやバックステップと同速度。
通常ジャンプ同様、Bを押しっぱなしにしている時間で移動距離を操作可能。
回転ジャンプの状態で「壁」か「画面端」に接触すると壁ジャンプに移行する。
●スライディング
しゃがみ中にBで、スライディング。
スライディング中にBボタンを離せばスライディングを中止出来る。
スライディング中は無敵時間ではないので注意!
●下蹴り
空中に居る間に下を入力すると下蹴りが発動する。
下を入力しっぱなしにしていると下蹴りを連発して何度も跳ねる。
下蹴りが命中すると敵の上で鋼が跳ねるので、場合によっては単純な着地と使い分けよう。
下蹴りで跳ねた直後に回転ジャンプに移行し、そのまま壁ジャンプを行い、再度下蹴り…といった
高等テクニックが使えると、後半や2周目で便利なので是非マスターしてほしい。
●天井に掴まる
天井に触れたり、「玄武」を天井に命中させたりすると天井に掴まる。左右で移動。
●忍術
ボムのこと。Aボタンで使用。効果時間中は完全無敵になれる。
●武器変更
Xボタンかセレクトボタンで、武器を持ち換える。
Xとセレクトで変更順序が逆だが、瞬間的に武器変更が必要な場面はほぼ無いので
神経質にXとセレクトを使い分ける必要は無い。
●サマーソルトとバックステップと必殺技
サマーソルトは、必殺技の準備動作に相当する。
左サマーソルトはLボタン、右サマーソルトはRボタンとなっているが、
鋼が向いている方向とは逆方向のサマーソルトを入力すると完全無敵のバックステップ。
バックステップは逆方向サマーソルトを入力しっぱなしにする事でフルオート連射可能。
鋼が向いている方向のサマーソルトを入力すると、必殺技の準備動作に入る。
必殺技は「出したい技の段階までサマーソルトを入力しっぱなし」にし、
「出したい技の段階でY(武器攻撃)かB(ジャンプ)を入力しっぱなし」にする事で発動する。
なお、必殺技を出さないまま3回転し終わると何も起きない。
<無敵時間のある動作>
鋼は、以下の動作中は完全無敵。
・サマーソルト中に「鋼が発光している」間
・特殊攻撃発動中から発動終了までの間
・バックステップ(進行方向とは逆方向へサマーソルトを入力)
・忍術の効果時間中
・ダメージを受けて白く光っている間
ゲームバランスに大きく影響する程の超重要事項であるはずなのに、
「忍術使用中の無敵時間」以外については取説に一切記載されていない。
残念ながら、この点については開発・販売側の失態と言わざるを得ないだろう。
基本武器は、四聖獣の名を冠した4種類。
飛び道具の手裏剣「朱雀」と手榴弾「白虎」は弾数制限があるが、
敵が10発回復するアイテムを頻繁に落とす上に最大所持弾数99発とかなり余裕があるので、
実際は白虎や朱雀を中心に進み、どんどん弾数回復アイテムを補給するサイクルで進んでいくのが楽。
玄武はシューティング面以外では、天井にひっかけるツール程度の存在。朱雀と白虎はケチるな!
●忍者刀「青龍」(セイリュウ)
鋼のトレードマークとも言える、龍のような美しいプラズマを放つ忍者刀。
近距離における攻撃範囲が広く、連射性能も高く、攻撃力もそこそこある、という
非常に優秀かつ爽快な武器ではあるのだが、朱雀と白虎の弾数に
かなり余裕がある都合上、慣れるほど影に隠れがち。
●手裏剣「朱雀」(スザク)
真横にまっすぐ高速で飛ぶ苦無型の手裏剣が朱雀。
攻撃力は低めだが、連射性能が非常に高く、素直な飛び道具。
●手榴弾「白虎」(ビャッコ)
放物線を描いて飛び、地形か敵に当たると爆発する攻撃力高めな飛び道具。
連射性能はほぼ朱雀と同等、朱雀同様弾は補充し放題、という調整が施されているため
ザコ、中ボス、ボスを問わずにケチらずガンガン投げまくるのが本作攻略のポイント。
●鎖手甲「玄武」(ゲンブ)
十字キーの入力方向によって上か横に鎖を伸ばすのが、玄武。
シューティング面を除き、玄武を伸ばしている最中は動けないという重大な欠点を持っている。
武器としての性能はシューティング面以外では全く期待出来ない上、
シューティング面でも前述の通り「朱雀と白虎の垂れ流し」でまず問題無いので
「室内ステージで天井に掴まる為のツール」と割り切って良い。
以下、必殺技について。正式名称は取説参照。
前述の通り、技が発動している間は全て完全無敵なのでその点も重要。
●1回転Y技「狼牙斬」(ロウガザン)
ダッシュパンチを繰りながら水平に突進し、それから少し後退する技。
非常に手軽に出せる割に性能が高く、後半になるほど有難味が増してくる。
1回転技は歩行ついでに自然に繰り出す事が出来るので、「疾風蹴」とうまく使い分けよう。
●1回転B技「疾風蹴」(シップウシュウ)
「狼牙斬」のジャンプキック版で、威力も似ている。
こちらは水平への突進攻撃ではなく「低いジャンプキック」であり、
「打点が低空」である事と「前進したっきり」なのが「狼牙斬」との違い。
●2回転Y技「破岩蹴」(ハガンシュウ)
見た目は地味なジャンピングソバットだが、この技は「激殺蹴」に次いで高い攻撃力を持つ!
「疾風蹴」の強化版、「激殺蹴」の簡易版とも言える静かな技で、派手な「鳳斬」とは対照的。
中型ザコくらいは一撃で倒せるので、「激殺蹴」を出しそびれそうな時などに使おう。
●2回転B技「鳳斬」(ホウザン)
巨大な炎をまとい、広範囲への回転ジャンプ攻撃を繰り出す。
「破岩蹴」より威力が低いものの、「爆龍神」以上に攻撃範囲が広く当てやすいので、
2回転技を出すのであれば状況に応じて使い分けるのがベスト。
●3回転Y技「爆龍神」(バクリュウジン)
地面に青龍を突き立て、大きな爆風を起こす技。
3回転技の割に威力は低めだが、「激殺蹴」が目当ての相手に
当たらない事が明らかである時には隙の少ないこちらを出した方が安全。
「鳳斬」の強化版とも言えるかも?
●3回転B技「激殺蹴」(ゲキサツシュウ)
中ボスやステージボスを一撃で破壊寸前にする程の攻撃力を持つ、超強力な垂直ジャンプ蹴り。
この技をボスに当てられるかどうかでゲームの難度が劇的に変わる「鋼」最強の技だ。
クオリティと難易度がともに高すぎる、それが「HAGANE」なのです!
終盤に備えて全ての基本操作を完璧に使いこなせるように、初期段階で訓練し、指や五感に浸透させておきましょう。
基本的にボスを含めた敵が激殺蹴で瞬殺可能なので出現と同時に激殺蹴を当てるパターンをキッチリ作ってしまうのも手段の一つです。
また、ライバルキャラ「羅刹」と各ボス以外の正式名称はゲーム中および取説に記載が無いので不明のようです。
裏ワザはこんな感じです!
コンフィグ画面で「MUSIC」の項目にカーソルを合わせ、09、08、07、06の順に音楽を聴く。
タイトル画面に戻してゲームを始める。
すると、コンティニュー回数が無限状態になる。
鋼 HAGANE (SFC) ステージ1-4まで - YouTube
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皆様の感想!
SFC【HAGANE】は、ロボット忍者がアクロバティックに暴れまくる名作アクションです。 pic.twitter.com/5hi0Xi7ksk
— ゲーム探偵198X【鯨武 長之介】 (@chou_nosuke) April 6, 2015
SFCの忍者ゲーといえば「鋼 HAGANE」その名の通りお子様を3トンキックで吹き飛ばす勢いの檄ムズさなのですが、カッコよくて多彩なアクションにいつの間にかシビれてしまうハドソンの名作。しかし一般にはススメられないわんw pic.twitter.com/mWaaqC4Htk
— あつきん (@atsukinman) February 5, 2016
EDONO牙と鋼~HAGANE~はSFCの誇る2大近未来サイパン大江戸活劇アクションであり、TGSで初めて、またはご無沙汰にサイパン物をするという方はスプロールの風景とか背景とかサイバネニンジャの参考に、動画かあらすじだけでも一度ご覧になっていただきたい #TRPG #SFC
— 取鳥族ジャーヘッド (@torijar) January 7, 2014
まとめです!
実は、私もこのゲームは相当やりこんでいて、実際にクリアしたことがあります。
クリアすると、プレイヤー鋼(HAGANE)の儚くも悲しい最後を見届けた後に、2周目に突入します。
当然、著者は2周目などという無謀な挑戦はしませんでしたが・・。
ちなみに、2周目を制覇したことある方が言うには、2周目終わると、特に1周目と違うエンディングとかではなくて、全く同じで、何事も無かったかのように、即タイトルに戻った…。といってました。
でも、エンディングが違うからとか、何か目的があった方が2周目にトライする人も多いと思うのですが、そうでないみたいで・・。本当にこのゲーム好きでやりたい人が、2周目をやる!
2周目自体があるいみ「ごほうび」なのです!!
難易度を「そこまで難しくないぜ!」と呼ばわる輩よ・・・。HAGANEなめるな!!
「というか、操作が重要で、なれれば、バク天と必殺技があれば余裕!」などとぬかすヤツ・・・鋼ナメるな!
そして、「プレイヤー自体が敵に比べて強すぎて充実しているので、難易度が高いわけがない!」
とぬかす分析野郎よ、絶対になめるな!!
そんなこと言っても、頭でわかっていても、何度も何度もゲームオーバーを繰り返し、ようやく天雷(あまのいかずち)までたどりつき、ここでも何度も何度もやられてはコンティニュー!その繰り返し!
コンティニュー回数が尽きた後は力尽き、燃え尽きる・・・。
今でも覚えてる、とんでもなく強かった!
なんど挑戦しても勝てなかったが、なんかのひょうしにすんなり勝てしまったり・・・。
そんなこんなで、難しめのアクションを求めている方には、ぜひともおすすめのゲームです!
また、先にも述べましたが、グラフィックやプレイヤーの動き、そのクオリティ、全般的に全て高い作品なので、その点にも魅了されるはずです!
今回こそ、本当におすすめ!
ぜひ1周だけでもクリアしてみてください!
雨宮さんに敬礼!!