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 安倍晋三首相は26日夕(日本時間27日未明)、イタリア南部シチリア島タオルミナで今月14日に就任したマクロン仏大統領と初めて会談した。日本側の説明によると、首相は親欧州連合(EU)派マクロン氏の当選を「希望であり、強い欧州を望む自分も勇気づけられた」と祝福。早期来日を要請し、マクロン氏は「喜んでお受けしたい」と応じたという。

 両首脳は、自衛隊と仏軍が物資などを融通する際の決済手続きを定めた「物品役務相互提供協定」(ACSA)締結に向けた交渉を含む両国の安全保障・防衛面での協力推進や、日EU経済連携協定(EPA)の早期の大枠合意へ努力することで合意。自由貿易の重要性も確認した。

 首相は英国のEU離脱に触れ、離脱交渉の透明性と予見可能性の確保を要求。マクロン氏は「英国のEU離脱が安定的に行われることが重要だ」と応じた。

 核・ミサイル開発を進める北朝…

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