東京某所。
会社の帰り、深夜だったのでタクシーを使うことに。
客「運転手さん、お願いします」
運「へい!どちらまで!」
客「すみません、引っ越したばかりで住所がよくわからないんですよ」
運「大丈夫ですよ!私ベテランですから!大体の風景言ってください」
客「郊外の方で、周りは何にも無くて、自然が多い感じです」
運「あーなるほど。わかります!わかります!」
客「あー、あと野生動物が多いですね。この前タヌキ見ました」
運「ああ!タヌキですか!あそこの辺りだなぁ~」
客「そんなんでわかるんですか?」
運「大体わかりました。あとは寝て頂いてもかまいませんよ」
だいぶ怪しかったが、疲れていたので少し寝る事にした。
しばらくして。
運「お客さん!着きました!起きてください!」
客「あ、着いたんですか・・・えっ!」
そこは壮大な草原。
優雅に歩くキリン。
群れを為し、走るシマウマ。
タヌキを咥えたライオン。
って、ここどこだー!Σ(゜ロ゜;)
「富士サファリパ―ク!」
運賃は12万円です。
完
あとがき。
この前、深夜にタクシーで帰ってる時に思い付いたネタです。
「寝て、起きたらアマゾンだったらどうしよう。ぷぷぷ!」と。
普通に家に着きましたけどね!