どこへ行った「プレミアムフライデー」完全に忘れておりました
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昨日5月26日は働き方改革の一環で、政府と経済界が主体となって提唱を始めた「プレミアムフライデー」。
午後3時には会社を出て、大勢の人がショッピングやデートに繰り出し、消費も伸びて税収も大幅増?
のはずだったんだが実際にはほとんどの人が早帰りできていないのが現状のようだ。
周囲にもまつたくウキウキ感がありません。
2017年2月に始まったのだが、そもそも月末の金曜日に15時におおいばりで帰れる雰囲気の会社がどれだけあるのだろうか?
始めた時期も悪そうだ。初回の2月こそ僅かな盛り上がりはあった。
その当時、企業も大々的に便乗して商品の販売やサービスの提供に躍起になっていた。
政府も官房長官はじめ各大臣も談話を発表したりしていた。
しかし3月は大忙しの年度末で、4月はゴールデンウィーク目前。
「3月のプレミアムフライデーで15時退社を実行できた」と回答した人はわずか3.7%。
定着しないまま終焉を迎えそうだ。
そうして迎えた5月、4度目のプレミアムフライデーなのだが……。
早帰りのできる会社が導入し、早帰りのできる人が帰れば……。
そもそも、プレミアムフライデーは個人消費を喚起するために提唱されたものである。
時間にゆとりができれば、お金を使う機会は増えるのは確かだろう。
ただ、そう簡単に仕事を切り上げることができないのが実情。
日本人の生真面目な気質もあるだろう。
仮に金曜日に早く帰ることができたとしても、週明けに持ち越す仕事の量が増えて、結果的にゆとりがなくなるという人もいるようだ。
楽しいプレミアムフライデーをエンジョイするのはいいが、苦しい「ブラックマンデー」が待っている。
ただでさえモチべーションの上がらない月曜日が、もっと重苦しいブルーマンディになりかねない。
日本人の熱しやすく、冷めやすい性格もあってすでに忘れ去られた感があるが、経済産業省は、プレミアムフライデーの普及に「手ごたえを感じている」という。
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