どうも!こばやしです。
今回はマネーネタ。スマホの料金について検証します。
昨今、格安SIMが一般化してきてますよね。
楽天モバイルとか、UQモバイル。あとはYモバイルなんかをCMで良く目にします。
ドコモ・au・ソフトバンクの大手3社のスマホ料金が高い!!
それに比べて格安SIMは最高!
と、いう評判をネットでも良く見かけますし、実際にそうだと思います。
アフターサービスの必要性なんかはさておき、料金的な面で言うと、絶対的な隔たりがありました。
しかし5/24、NTTドコモが発表した新しいプランと割引サービスは、キャリアの新たな可能性を見いだせる物だったのでは?と、個人的には思います。
まあ、私がドコモユーザーということもあり、肩入れしてしまっているのもあるかもしれませんが…
今までの3代キャリアの常識とは少し違った、新サービス。
我が家で導入した際の料金がどうなるのか?実際にどれくらいの料金で利用できるのか?
コールセンターにも問い合わせしながら、検証してみましたよ!!!
目次
こばやし家の利用環境
まず、こばやし家の利用環境から紹介します。
私の周囲の家族では、計4人がドコモユーザーです。
※利用年数は私が長いですが、3年目… 長期利用割引はまだ受けられません。
私と妻は二人ともスマホを利用。
別居している、妻の母親と父親も同じようにスマホを利用中。
この4人でファミリー割引というグループを組んでいます。
ちなみにこのファミリー割引というのは、グループのなかでの通話が無料になったりする特典を受けられます。
また、私たち夫婦の家には光の固定回線を引いています。
ドコモ光という、NTTドコモが提供する光回線のサービスです。マンションタイプの料金はプロバイダ料金込みで4,000円です。
※この記事内の料金は税抜きで統一しています。
通話は家族間以外にはあまりしません。
友人関係はLINEでの通話がメイン。ネットも動画を見たりしますが、自宅内のWi-Fi環境での利用がほとんどです。
義理の母父については、スマホを使ってはいますがLINEと家族内通話がメインというライトユーザーです。
こんな感じのこばやし家。
果たして新サービスを適用するとどうなるのでしょう!?
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シンプルプランとは
まずはシンプルプランという通話のプランです。
これが5/24から登場しました。
このプランの特徴は、通話をあまりしない人向けという点です。
最初に出てきた、ファミリー割引のグループ内の通話は無料。それ以外の通話については30秒あたり20円の従量制で料金がかかります。
ちなみにシェアパックという家族向けのサービス契約者しか適用できません。
シェアパックというのは、インターネットを家族で共有するサービス。ぶっちゃけ家族がいるならシェアパックは必須!
この辺は後ほど、詳しく解説します。とりあえず、通話が少ない人向けがシンプルプランと覚えてください。
格安SIMの事業者は、通話しない人向けのプランがメインです。
それに対してドコモは、これまで通話がどれだけ少なくてもカケホーダイが必須でした。
LINEの普及がこれだけ進むなか、遅すぎる…という気がしますね。
docomo withとは
そして新しい割引サービスの『docomo with(ドコモ ウィズ)』。
これは今までの3大キャリアの常識を打ち破るサービスだと、個人的には思います。
指定された端末へ機種変更すると、1500円を毎月の料金から割引。これが2年目以降もずっと続くというサービスが、docomo withです。
というのも、今までは最初の2年間だけが割引されていたんですよ。
他社からMNPで乗り換えなんかをすると、最初の2年間は非常に割安で利用できていました。
なので2年置きにキャリアを転々とする人って、けっこういたと思います。
3年目からは通常の利用者と同じように、割引での優遇が無くなります。これはドコモもauもソフトバンクも同じでした。
しかしdocomo withは、3年目以降も1,500円の割引が残る。
機種を2年の分割で買ったとしたら、3年目以降のほうが逆に安くなるわけ。
指定の2機種はかなり安い!!
上記のdocomo withという割引は、現在は指定の2機種が対象となっています。
富士通のarrows Be (F-05J)と、サムスンのGalaxy Feel (SC-04J)が対象です。
いずれもミドルスペックモデルとなっており、機種のこだわりがなく、安く使いたいという人向け。
まあ、格安SIMの会社が販売しているような機種と、さほど性能面では変わりません。
気になる価格ですが、公式オンラインショップ価格を比べてみましょう。
富士通のアローズは一括で26,400円(税抜)です。
ギャラクシーは一括で33,600円(税抜)。
例えばアローズを24か月で分割すると、1か月あたり1,100円になります。
ただ、これくらいなら一括でもポンと買ってしまえる金額ですね。
実際に料金はどうなるか
さて、長い長い…前フリでしたね。
では実際に月々の支払はどうなるのか。前述の富士通arrows Be (F-05J)を購入したと想定して計算してみます。
まず通話のプランはシンプルプラン。980円です。
インターネットのプランは、家族4人でネット代をシェアする「シェアパック」 を利用。
自宅に光回線もあるので、10GBの小容量タイプをチョイスします。
シェアパック10を家族4人で利用すると、1人あたりのパケット代は2,450円です。
単純計算で、1人あたり2.5GBのデータ量を利用できることになりますね。
※シェアパックの料金には光回線とのセット値引きも含んでいます。
そうなると、料金の計算はこんな感じになります。
- シンプルプラン 980円(家族間だけ通話無料)
- シェアパック10GB 2450円(分割請求オプション利用4人+ドコモ光セット割引含む)
- SPモード 300円(インターネットオプション)
- docomo-With割引 -1500円
合計すると月2,230円で利用可能。
これなら格安SIMとそんなに変わらないですね。
端末の補償オプションを付けるなら、これにプラス500円。
アローズの本体を分割で購入したとすると、2年間だけプラス1,100円。
そうすると、合計は3,830円という計算です。
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さらに安くするなら
もし外で通信を全くしないというなら、シェアパック5というパケットプランもあります。
これは1か月に使えるデータ量が5GBという超小容量プランです。
5GBを4で割ると1.25GBなので、本当にWi-Fi環境下メインでのユーザー向けですね。
料金の計算は
- シンプルプラン 980円(家族間だけ通話無料)
- シェアパック5GB 1800円(分割請求オプション利用4人+ドコモ光セット割引含む)
- SPモード 300円(インターネットオプション)
- docomo-With割引 -1500円
計算すると、なんと月1,580円!!!
うーん…下手にワイモバイルなんかにするよりも安いかもしれないです。
まとめ ~ドコモは家族利用を優遇している~
さて、検証してみた結果はこんな感じです。
高性能端末に拘らないのであれば、ドコモでも プラン次第で非常に安く使えるみたいですね。
ドコモを利用している方は、ぜひとも料金プランの見直しをオススメします。
特に通話は家族間のみ。機種は何でもよくて、ネットもあまり…という人なら料金はグッと下がると思います。
しかし、このような割安な利用ができるのも、家族向けのサービス「シェアパック」を利用できるからなんです。
もしこれが単身者が利用するとなると、いったいどうなるか。
- カケホーダイライトプラン 1700円(1通話で5分だけ通話無料)
- データSパック 2GB 3500円
- SPモード 300円(インターネットオプション)
- docomo-With割引 -1500円
- ドコモ光セット割引 -500円(1年間限定)
計算すると、3,500円は最低でもかかります。
980円のシンプルプランも、シェアパック限定なので単身者では利用できないのです。
1年経つと、光回線のセット割が無くなるので最低4,000円から。
これなら、料金面で格安SIMのほうが優位ですね。
安くスマホを使いたいというユーザーは、家族で利用するならドコモ。
やはりショップの数やコールセンターのアフターサポート面では安心です。
そして単身者は格安SIMで安く使う。設定などサポートは自分で…というのが、これからのトレンドになってくるかもしれません。
もっとも、auやソフトバンクもドコモに追従して、同じような料金体系にしてくるんでしょうけどね…