運転免許証を「お財布に入れておく」という人がいてビックリした - Togetterまとめ
これ読んだ。
面白いなと思った。
免許証というのは大切なものなので、紛失はしたくない。
けれど運転をする人は常に携帯しておかないといけないという属性のものなので、性質としてはお金に近い。
近いのだが、使いみちが全く違うのでそれを同じ財布に入れておくことに抵抗があるというツイ主の言い分もなんとなくわかる。
私はまさに免許証を財布に入れっぱなしにしている人なのだが、それは複数の社用車をほぼ毎日使うからだ。
例えば自家用車が1台だけあって、それ以外運転する機会が全くないのなら、その車のグローブボックスの中にでも免許証を放り込んでおけば良いのだが、私のように複数台の車やバイクを運転する人の場合はやはり常に携行するのが効率が良い。
免許をうっかり忘れた状態で運転すると「免許不携帯」ということになり、捕まると3000円の反則金を支払う羽目になる。
そういうリスクを抑えたいので、常に携帯する財布の中に免許証を入れておくのが最もベターであるという判断で私はこれを免許取得時から20年以上続けている。
実は今までに財布を無くしたことが2回あって、そのときに免許を含めてクレジットカードやキャッシュカード等の差し止めや再発行などの手続きが本当に面倒で、その経験から財布に何でもかんでも貴重品を突っ込むことをやめた経緯がある。
具体的に言うと財布とカード類を別にするということだ。
電子マネーやクレジットカードを使う時は現金はいらないからお財布を出す必要がない。
現金を使う場合はカードがいらないからカードケースを出さなくて良い。
財布からカード類を全部抜くとかなり薄くなるから、なんでもかんでも全部入れていた頃より使いやすくなった。
昔は財布や鍵をポケットに突っ込んで、手ぶらで出かけていたけれどスマホを持つようになってからはポケットだけでは無理になり、仕方なくバッグを使うようになった。
こうなると持ち運べる荷物の量が飛躍的に増えるので、無理に全部財布に入れることなく、財布とカード類を分けることもできたということだ。
もう15年以上前の話になるが、スキー旅行に北志賀竜王に行った。
3泊4日の予定でホテル代、リフト代などを含めて財布には約10万円入っていた。
初日の朝イチでホテルに荷物を預けて更衣室でスキーウェアに着替えた。
そのときに財布を棚に置いたまま置き忘れてしまった。
リフト券を買おうと思ったときに財布がないことに気がつくのだがもう手遅れだった。
更衣室に財布はなかったから、それからが大変だった。
クレジットカードやキャシュカードが4~5枚入っていたので、それらのサービスセンターに片っ端から停めてくれと電話を入れた。
この瞬間、私は一文無しになってしまって、リフト代どころかホテル代も、帰りの高速代、ガソリン代も無いので本来なら途方に暮れることになるのだが、この時は彼女と一緒にいたので、彼女の手持ちのお金とクレジットカードでどうにかなった。
けれど自分の馬鹿さ加減にほとほと嫌気がさして旅行の間、全然楽しめなかった。
この一件から、リスクを分散させるということを考えるようになった。
「卵を一つのかごに入れてはいけない」という投資関係でよく聞く言葉があるが、大事なものを全部財布に入れてしまうのは、やはり無くした際のリスクがでかい。
こういった経験を活かして今は財布、カード入れ、パスケース、キーケースと用途に分けてバッグに入れてある。
しかもパスケースとキーケースにはそれぞれ1万円札を忍ばせてある。
どこか遠くの出先で一文無しになる恐怖というのは相当なもので、こうやってお金を忍ばせておけば万が一財布を無くしてもどうにかなる。
問題は「バッグごと無くす」ということだが、これに対してはキーケースだけはポケットに入れているのでリスクヘッジはできていると信じている。