新幹線利用で来道は1割未満
北海道新幹線を利用して道内を訪れた人は、旅行客全体の1割未満にとどまったことが道の調査で分かりました。
この調査は、北海道新幹線開業後の去年4月からことし1月までの間で、道内を訪れた旅行者のスマートフォンの位置情報など毎月、およそ50万から70万人分のビッグデータをもとに、道が推計したものです。
道内を訪れた移動手段別にみますと、航空機を利用したのは最多の87.1%、次いで新幹線が9.9%、フェリーが2.9%で、北海道新幹線を利用して訪れた人は旅行客全体の1割未満にとどまりました。
また、居住地別に見ますと、北海道に比較的近い青森県や岩手県からは40%以上が新幹線を利用して道内を訪れたということです。
一方で、東京都や神奈川県など首都圏から新幹線を利用して訪れた人は10%未満と北海道からの距離があるほど飛行機の利用が増えていたということで、道はこの調査結果を今後の施策に生かしたいとしています。