こんにちは!仁依菜です。
私の住む地域では久しぶりに2日連続の雨模様です。
私のパートナーは雨の日や今にも雨が降りそうな曇りの日には「頭痛がする」と体の不調を訴えるタイプです。
ある調査では、女性の7割、男性の5割は天気の悪い日に体のだるさや頭痛、関節の痛みといった不快な症状があると答えたという結果があるそうです。
骨折を経験したことがある人は、雨が降る前に痛みを感じることがあるとも聞きますね。
だるさや頭痛、痛みの原因は低気圧だといわれています。
今日は気圧と体調の関係についてお伝えします。
低気圧だとなぜ体調が悪くなるの?
気圧とはその字のごとく「大気の圧力」=空気の重さのことです。
空気の重さがなぜ変わるのか。それは空気の量が変わってしまうからです。
空気の量によって、空気の重さによる圧力、つまり気圧が変わると考えれば分かりやすいでしょうか。
低気圧=気圧が低い=空気の量が少ない(空気が薄い)
高気圧=気圧が高い=空気の量が多い(空気が濃い)
ということになります。
私たちは普段の生活で空気の量など気にせず暮らしていますが、天気のいい日と悪い日では微妙に空気の量が違います。
天気のいい日は上空は高気圧に覆われ、天気が悪い日は低気圧に覆われています。
この低気圧に覆われている状態の時に体のなかで起こる現象が不快な症状をもたらすのです。
低気圧によって体のなかで起きる現象
低気圧がある時は空気の量が少ない、つまり空気が薄い状態であることをすでにお伝えしました。
空気が薄い状態とは酸素が薄い状態とも言えます。
酸素が薄い状態で起こる症状には、高い山に登ったときに頭痛や吐き気が起きる高山病というものがあります。
低気圧の時には軽い高山病のような症状が出ることがあるということです。
もう1つあげられる現象はむくみです。
標高の高い山に登ったときや、飛行機で上空にいるときにお菓子の袋などがパンパンに膨らんだのを見たことがある方も多いと思います。
あの状態も低気圧によるものです。
人の体の中には多くの水分が含まれています。
水分はとても流動的なもので、低気圧の時は水分は圧力の低い空気中へ向かおうとし、体の細胞内の水分も外へ向かって膨張します。
血管も膨張します。膨らんだ血管では血液を押し流す力が弱まるので、血液の流れが悪くなります。
これらの現象により、むくみや頭痛、肩こり、体のだるさといった不快な症状が現れるのです。
さらにもう1つ、自律神経の反応も起こります。
低気圧によって天気が悪くなると、日光が遮られ昼間でも暗い状態になります。
酸素が薄く、光があまりないという状態では自律神経は体を休めるモードに切り替えをします。
これにより、眠気が発生する、だるいという症状が起きるのです。
低気圧の中でも頑張らなければならないあなたへ
いくら体調不良の原因が低気圧のせいだと分かっても、今日は天気が悪いから会社を休みますというわけにはいきませんよね。
つらい症状を少しでも和らげて、元気に1日を過ごすようにしましょう。
具体的にはこんな対策方法があります。
深呼吸をする
低気圧がある時は空気が薄い=酸素が薄い状態です。
自然と体の中に取り込まれる酸素の量が少ない酸欠の状態になっています。
酸欠の状態では眠気に襲われます。
意識的に深呼吸をして、体に取り込む酸素の量を多くしましょう。
頭が少しすっきりしますよ。
熱めのシャワーを浴びて交感神経を刺激する
なんとなくだるいなと感じるときは、自律神経の中の副交感神経が優位に働いてリラックスモードになっている状態です。
どうしても出掛けなければならない場合などは、42℃前後の少し熱めのシャワーを浴びることで交感神経を刺激し、活動モードに切り替えることが有効です。
余分な水分を排出して血行をよくする
低気圧の中では体がむくみやすくなります。
コーヒーやお茶など利尿作用のある飲み物を飲んで、むくみを解消すると随分すっきりします。
また、だるいからと横になってしまうのではなく、意識して体を動かして血行をよくするようにすると肩こりや頭痛が軽減します。
まとめ
人の体は微妙な気圧の変化にも敏感に反応するものです。
天気の悪い日になんとなく体調が悪くなるというのは、怠け心ではなくむしろその微妙な気圧の変化にも反応する繊細な方なんですね。
しかし、天気が悪いからといって仕事や学校を休むことはなかなかできません。
上に挙げた対策を参考に、低気圧に負けずにがんばりましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます。
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仁依菜