怪しい彼女 - 2015.06.07 Sun
70歳のおばあさんがが20歳の娘に若返ってしまう話―
設定としては特に目新しいものではないと思うけれど
とにかく主演のシム・ウンギョン(若返った姿を演じる)が可愛いから許す>ぉ
★☆★☆★☆ネタバレあり☆★☆★☆★
オードリー・ヘップバーンのポスターが飾られた写真館で
オードリー・ヘップバーンの話をした後で写真を撮ると
何故か若返っていたヒロイン@マルスン。
オードリー・ヘップバーンみたいな髪型と服装で
オ・ドゥリと名乗った彼女の新しい人生が始まる。
何が可愛いって
姿形は若くなっても中身は同じままなので
動きも表情も口調も話題も感覚も全てが“おばあさん”なところ。
いや、おばあさんといっても、まだまだ元気だから
日本の感覚では“おばちゃん”とか“おばはん”という感じ?
そんなオ・ドゥリが何故かめちゃくちゃ可愛い。
でもって、そんな彼女のキャラには
彼女の山あり谷ありの過去が上手く行かされていると思う。
かつては美しいお嬢様で、幸福な若妻で、やがて貧しい寡婦となって
惨めな生活も、他人に恨みを買う行為も経験してきて…
その良い点と悪い点の混合が彼女を形成しているのが分かる。
だから、若返るまでの追い詰められ方も
哀れにも思えるし自業自得にも思えてしまう(^^;)
そんな清濁併せ持った彼女の前に突然開かれた新しい人生は
ひたすら明るくて前向きで輝かしい。
清濁併せ持つってのは、つまり、非常に人間的と言えることで
同じ人間である観客は
彼女に同化して新しい人生を今度こそ美しく幸福に行きたいと願う
…んじゃないかな。
作中には色々な歌が登場する。
ほとんどが、いわゆる懐メロみたいなんだけど
韓国の懐メロなので、そこのところの楽しみ方ができないのは残念。
シム・ウンギョン自身が歌っているらしい。
上手いかどうかはよく分からないけれども>ぇ
声が綺麗で自然に引き込まれる。
そんな歌声でトントン拍子にスター街道に向かっていく様子は爽快。
そして淡い恋もする。
そこはちょっと切ない。
そのまま新しい人生を生き続けるか元に戻るか…
選択を迫られることになる終盤の展開は、まあ予想がつくんだけど
そこで彼女の息子が関わってくるところが、なかなか感動的だった。
親としては何を犠牲にしてでも子供を助けたいと思うだろう。
そのために彼女の前で土下座して頼み込んだりしても
それは寧ろ自然な行為と周囲は受け取るだろう。
でもそれは親である自分の犠牲ではなくて
自分の母親である彼女、自分のために犠牲になってきた彼女に
再び犠牲を強いること。
息子はちゃんとそれを理解していて
自分の子供は自分が何とかする、と宣言する。
ここは、なかなか良かったな。
最後の彼女の決断は、彼女を崇高なものとしている。
思わぬ挫折というものではなく
このために今回の不思議な経験があったのだ…という気もしてくる。
…いや、そんな教訓的な物語ではないのだけどね。
つーか、意味などあってはいけないのだと思うのだけどね。
ラストのラストは思わぬ人が若返って
前に出てきたシーンと真逆のシーンになるのが面白い。
傍に立っていた若い女の子達の反応もしっかり入れているし。
色々なことが上手い具合に収まった後なので
明るい気持ちで終わる。
でも、やっぱり、切なさが残る。
『怪しい彼女/Miss Granny』 2013年/韓国
監督&脚色:ファン・ドンヒョク
脚本:シン・ドンイク、ホン・ユンジョン、トン・ヒソン
音楽:モグ
出演:ナ・ムニ(オ・マルスン)、シム・ウンギョン(オ・ドゥリ)
パク・イナン(パク氏)、チニョン(ジハ)
☆楽天もう…何がなんだか日記もヨロシクです☆
ブルーレイ
ノベライズ(韓国語)
この映画のシム・ウンギョンも可愛い>『サニー』
設定としては特に目新しいものではないと思うけれど
とにかく主演のシム・ウンギョン(若返った姿を演じる)が可愛いから許す>ぉ
★☆★☆★☆ネタバレあり☆★☆★☆★
オードリー・ヘップバーンのポスターが飾られた写真館で
オードリー・ヘップバーンの話をした後で写真を撮ると
何故か若返っていたヒロイン@マルスン。
オードリー・ヘップバーンみたいな髪型と服装で
オ・ドゥリと名乗った彼女の新しい人生が始まる。
何が可愛いって
姿形は若くなっても中身は同じままなので
動きも表情も口調も話題も感覚も全てが“おばあさん”なところ。
いや、おばあさんといっても、まだまだ元気だから
日本の感覚では“おばちゃん”とか“おばはん”という感じ?
そんなオ・ドゥリが何故かめちゃくちゃ可愛い。
でもって、そんな彼女のキャラには
彼女の山あり谷ありの過去が上手く行かされていると思う。
かつては美しいお嬢様で、幸福な若妻で、やがて貧しい寡婦となって
惨めな生活も、他人に恨みを買う行為も経験してきて…
その良い点と悪い点の混合が彼女を形成しているのが分かる。
だから、若返るまでの追い詰められ方も
哀れにも思えるし自業自得にも思えてしまう(^^;)
そんな清濁併せ持った彼女の前に突然開かれた新しい人生は
ひたすら明るくて前向きで輝かしい。
清濁併せ持つってのは、つまり、非常に人間的と言えることで
同じ人間である観客は
彼女に同化して新しい人生を今度こそ美しく幸福に行きたいと願う
…んじゃないかな。
作中には色々な歌が登場する。
ほとんどが、いわゆる懐メロみたいなんだけど
韓国の懐メロなので、そこのところの楽しみ方ができないのは残念。
シム・ウンギョン自身が歌っているらしい。
上手いかどうかはよく分からないけれども>ぇ
声が綺麗で自然に引き込まれる。
そんな歌声でトントン拍子にスター街道に向かっていく様子は爽快。
そして淡い恋もする。
そこはちょっと切ない。
そのまま新しい人生を生き続けるか元に戻るか…
選択を迫られることになる終盤の展開は、まあ予想がつくんだけど
そこで彼女の息子が関わってくるところが、なかなか感動的だった。
親としては何を犠牲にしてでも子供を助けたいと思うだろう。
そのために彼女の前で土下座して頼み込んだりしても
それは寧ろ自然な行為と周囲は受け取るだろう。
でもそれは親である自分の犠牲ではなくて
自分の母親である彼女、自分のために犠牲になってきた彼女に
再び犠牲を強いること。
息子はちゃんとそれを理解していて
自分の子供は自分が何とかする、と宣言する。
ここは、なかなか良かったな。
最後の彼女の決断は、彼女を崇高なものとしている。
思わぬ挫折というものではなく
このために今回の不思議な経験があったのだ…という気もしてくる。
…いや、そんな教訓的な物語ではないのだけどね。
つーか、意味などあってはいけないのだと思うのだけどね。
ラストのラストは思わぬ人が若返って
前に出てきたシーンと真逆のシーンになるのが面白い。
傍に立っていた若い女の子達の反応もしっかり入れているし。
色々なことが上手い具合に収まった後なので
明るい気持ちで終わる。
でも、やっぱり、切なさが残る。
『怪しい彼女/Miss Granny』 2013年/韓国
監督&脚色:ファン・ドンヒョク
脚本:シン・ドンイク、ホン・ユンジョン、トン・ヒソン
音楽:モグ
出演:ナ・ムニ(オ・マルスン)、シム・ウンギョン(オ・ドゥリ)
パク・イナン(パク氏)、チニョン(ジハ)
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この映画のシム・ウンギョンも可愛い>『サニー』
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劇場鑑賞「怪しい彼女」
生まれ変わっても、同じ人生を生きる…
詳細レビューはφ(.. )
http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201409020000/
韓国映画 ナ・ムンヒ、シム・ウンギョン、B1A4のジニョン主演「怪しい彼女」1Blu-ray(初回限定...価格:4,104円(税込、送料別)