直視下手術法。
名の通り、「人の目」を頼りに行う
「確実な」手術です。
今回は、こちらの方法について
詳しく見ていきたいと思います。
まだ、前回の記事
をご覧になっていない方は
前回の記事と合わせて見ながら
手術法の違いについて知っていきましょう。
直視下手術法。機械ではなく
「人間が」視認しながら行う手術。
これには、以下のような特徴があります。
ニオイが確実に取れる
汗が確実に減る
再発リスクが低い
人間ならではの特徴が
備わっていますね。
現在、日本で行われている
直視下手術法は2種類に分けられます。
剪除法
直視下剥離法
こっちは機械と違って名前から想像が
あまりできませんんね、、、。
それぞれの特徴を
詳しく見ていきましょう。
まず 剪除法についてです。
手術自体は以下のような流れですね。
皮膚を直接切開して
切り取った皮膚をいったん裏返し
開口部から「ハサミのような器具」で
アポクリン腺と皮脂腺を一気にかき取ります。
術後は切り取った皮膚を
そのまま元通りに貼り付け
自然な癒着ができるまで待てば、
手術の終了です。
この手術法には人ならではの
再発しない
という大きなメリットがありますが
この方式では
まばらだがアポクリン腺と
皮脂腺が残存する
という大きなデメリットもあります。
一気にかき取るため
1つ1つの腺の確認はされないんです。
機械よりマシに見えますが
これもなんだか微妙に見えますね。
前回紹介した皮下組織削除法と
似たような感じです。
次に 直視下剥離法についてです。
仕組みは剪除法と似ていますが
まず皮膚を切開し裏返して
ハサミをつかって
アポクリン腺と皮脂腺を
一塊にして剥がします。
かき取るのではなく境目から
剥がすイメージですね。
もちろんこの方法では
先と同じように腺が残ります
なので、さらに
別の特別なハサミを使って
残った腺を1つずつ残らず切り落とします。
この手術法のメリットは
出血が剪除法に比べ少ない
傷跡が剪除法に比べ目立たない
もちろん再発せず
最も確実な効果が見込める
かなりこの方法はメリットが大きいですね。
しかしデメリットもあります。
最も手術にかかる時間が長い
切開範囲が最も大きい
しかし、本気でニオイを「消したい」
ということでしたら
このデメリットは
妥協する必要があるかもしれませんね。
少なくとも「効果」は最も高いでしょう。
段階を踏んで、前回と今回で4つ
手術法を紹介させていただきましたが
今回紹介した
直視下手術法は当然ながら
医師の力量が
結果を左右する
ということは頭に入れておいてください。
いかがでしょうか。
今回も、日本で主に行われている
手術法を紹介してみました。
メリット、デメリット。
リスクリターンの問題は
なかなか難しいものがあります。
こうやってしっかり見ていくと
安易に選ぶと失敗する
ということは
もうお分かりいただけたと思います。
「手術」を検討しているあなたは
ぜひこの記事を読んで
手術すべきか、しないべきか。
するならどの方法か。
よく、考えてみてください。
さて、重い話が続きましたので
次回は少し趣向を変えて
失われし技術
を求めて旅に出てみようと思います。
かつて日本で行われていたが
欠点が大きく失われた、
過去の手術法について
くわしく見ていきましょう。
今でも行ってるところが0ではありません。
それに対する注意の意味も込めて
前時代の遺物について
詳しく知ってみましょう。
湯島 まこと
NEXT 注意!選んではいけない、危険な過去のワキガ手術法
前時代の遺物って言葉好きなんですよね。
探究心をくすぶられるというか。
エスカ&ロジーのアトリエ Plus ~黄昏の空の錬金術師~ 通常版
|
最後までお読みいただき、
本当にありがとうございます!
記事を少しでも「イイネ!」と感じてくれた
そこの優しい「お兄さん!」
湯島のランキングバナーを1回でいいので
押していただけたら、とても嬉しいです!
「あなた」のひと押しが、私の力になります!
ついでに「はてブ」してくれたら、、、
泣いて土下座させていただきます。