前々回の記事の続きです。
どうしてイスラムテロがなくならないか?
支配層がテロリストの活動を援護しているからなのです。
マンチェスター市長と警察署長について紹介したいと思います。
左が警察署長、真ん中がマンチェスター市長です。
マンチェスター市長
Andy Burnham(アンディー・バーンハム)
市長は水曜日のJBCトーク番組で自爆犯サルマン・アベディは「テロリストでムスリムではない」と言っています。
アベディは、モスクに毎日通いコーランを暗唱できるような敬虔なムスリムです。
ローマンカトリックの市長がどうやって、彼がムスリムではないと断言できるのか不思議です。
この市長のように多くの英国政治家たちは、テロ防止策よりもイスラムフォビアの高まりへの対処を優先しています。
バーンハムは市長になる前、労働党から立候補しましたが、中心的な政策として、イスラム過激派テロに対処するプログラムを「有害」と呼び、やめることを訴えていました。
このプログラムはイスラム教徒に対してスパイされる不公平感を生み出すとして、バーンハムは2016年6月にも、過激思想の持ち主に対する調査を止めるよう要求しています。
彼はこの問題を進めるうえでイスラムの過激思想グループと一緒に活動しました。
彼は昨年9月、更に危険な提案をしています。ムスリムがヘイトクライムを報告する際には警察を飛び越えて行うことを認めるべきだというものです。
アンディー・バーンハムは5月5日にマンチェスター市長に就任しました。
そして3週間もしないうちに、イスラム過激派によるテロ事件が発生したのです。
Manchester mayor: Muslim terrorist ‘not a Muslim’ May 24, 2017 by Jordan Schachtel
大マンチェスター警察署長
Ian Hopkins(イアン・ホプキンス)
ジハードテロがイスラムの思想に根ざすと考察するとイスラムフォビアだと非難されます。
イスラムフォビア(この署長は“ヘイト”を同義でよく使います)という言葉は、ジハードテロに反対して、何かが間違っていると考える人に対して脅しとして使われます。
Tell MAMA(Measuring Anti-Muslim Attacks)というイスラムフォビアを通報するサイトがあります。
多くがインターネット上の書き込み程度なのに、声高に被害を叫ぶ団体だと認識されていて、
実際、信用できない団体だということで、助成金は中止されてしまったようです。
(日本の朝鮮人活動家みたいな感じでしょうか)
このような団体に、ホプキンスは賛同してリツイートして広報活動を支援しています。
それだけではありません。
TellMAMAを引用して、まるで公的な統計のように扱っているのです。
こちらは、公共交通の治安悪化に対する取り組みを書いているものですが、マンチェスターの治安がかなり悪いことがわかります。そして、彼はここでTellMAMAからヘイトクライムの報告があることを紹介して、交通機関はヘイトクライムが最も多く起きる3つの場所のうち1つだと述べ、安心して利用できるように警備をしっかりしたいと述べています。
この記事今月12日付けなのですが、「今週の最悪な事件は、時速50マイルで走行中のトラムの運転席に大きな石が投げ込まれ、ガラスを突き破り運転手に当たり気絶、運転手は頭と胸を怪我しました。」とありました。
ホプキンスはこういう事件に触れず、疑わしいヘイトクライムにしか言及していません。
偏っています。
また、ホプキンスは、2016年2月に公開書簡をThe Timesに送り付けたことでも有名です。
ロザラムの前イマームが撲殺された事件を報じるタイムズは、見出しに
“Imam beaten to death in sex grooming town”と出したところ、
ホプキンスは、地域コミュニティに緊張が生じるとして、謝罪と見出しの変更を求めました。
そして、見出しは変わりました。
‘Imam beaten to death in Rochdale’
どうしてこれほど騒ぐのか、以前の記事でも紹介しましたがこういう事件があったところだからです。
2014年夏、イギリスのサウスヨークシャー州のロザラムで、16年間以上もの間、主に英国人少女合計1400人が、パキスタン系の男たちによって性奴隷にされていたおぞましい事件が発覚したことを覚えていると思います。
ポリティカル・コレクトネス(PC)病の末期患者である英国が、「レイシスト」と呼ばれるのを恐れて、性犯罪被害に遭っている白人少女を議会と警察みんなで見てみぬふりをした、それこそ「官憲が関与した少女性奴隷事件」なのです。
それも戦時中の70年前ではなくて平和時の今。
イマームが撲殺された事件は簡単に言うと、イスラム教徒間の出来事で、タウィーズ(taweez)という、癒し効果のある“まじない”みたいなものを、サラフィ―主義者は“魔術”と呼んで嫌うことから、これを行うイマームに対して、ISにも傾倒する犯人たちムスリム2人が共謀して殺したということでした。
どんな町なんだと恐ろしくなりますね。
ホプキンス署長が、イスラムフォビアを非難する代わりに、自分の仕事をしていたなら、
あの22人の若者たちはまだ今日も生きていたのではないでしょうか?
それなのに、ホプキンス署長はテロ事件後まだこのようなことを言っています。
今は人々の感情がむき出しになっていて、その答えを探しに行くだろうことは理解できます。
しかし、今は今まで以上に、この大マンチェスターの多様なコミュニティが団結し、ヘイトに寛容な態度を取らないことがきわめて重要です。
多様なコミュニティと一致団結しろと言われても、こういう人たちと何ができるんでしょうか?
チャンネル4は、マンチェスターに住むムスリムコミュニティ―へのインタビューを削除してしまったようです。
The clip @Channel4News deleted; a terrifying reaction to slaughter of our children. WATCH. https://t.co/Q7UzEzWAJb @bendepear pic.twitter.com/tq50xRytqA
— Katie Hopkins (@KTHopkins) 2017年5月24日
この黒ずくめの女性、自分で「良いムスリムだ」と繰り返し紹介しています。
いわゆる“穏健なイスラム教徒”です。
その穏健なイスラム教徒は、イスラムフォビアには人々は報復するだろうと言っています。
穏健なイスラム教徒にしてこの衣装です!
眼鏡以外を全部覆い、LOVEの字は銃とナイフと手榴弾で描かれています。
自分たちは何もできないと言っていますし、むしろアンチムスリムの被害者だと言っています。
蛇足ながら、コメント欄に、インタビューに答える右の背の高い男性はBBCに繰り返し出てくると書いてありました。(日本の嘘つきTV みたいだね)
過激なイスラム教徒と穏健なイスラム教徒との違いがよくわかりました。
過激なイスラム教徒は、自分でテロをしたいと思っている。
穏健なイスラム教徒は、過激なイスラム教徒がテロをしてくれたらいいと思っている。
イスラムとテロが関係ないという戯言を言って何人もの人を死なせることは犯罪といってもいいと思います。
関係ないなら、今どうして在外公館は在留邦人に“「海外安全情報(広域情報)」ラマダン月のテロについての注意喚起”、というテロ警戒情報を流しているのでしょうか?
テロが明らかにイスラムと関係していることを示しています。
私たちは科学的に問題を解決することで困難に打ち勝って生き延びてきました。
起きている現象を純粋に分析して原因を突き止め、問題となるものを除去して生き延びてきたのです。その方法、精神を封印しては、今後生存すら危うくなると思います。
法律よりも報復が優先する“隣人”と一緒に団結することは不可能なのです。
そして、その不可能を力尽くで強制する人が支配層にいる限り、イスラムテロは続くでしょう。
最後に、欧州でのテロ分布図を載せておきます。今もEUからの執拗な移民受け入れを拒否するポーランドがゼロであることに気づくと思います。
イスラム教徒が増えてきた地域はテロが発生する! これは事実!
Global Terror Attacks Since 2012