カキタクナッタラ

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出力することを忘れないように何かを書きます

Googleスプレッドシートの「GOOGLETRANSLATE関数」は使い方によっては便利な翻訳機になる?

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OS関係なく無料で使えるGoogle Docsはとても便利だと思うでででーさん(@d3_dayo)です!

GoogleスプレッドシートはGoogleが提供しているドライブ(クラウドストレージ)上で、Googleのアカウントさえあれば誰でも無料で使うことができるMicrosoft OfficeのExcelに類似した表計算ソフトのことです。

他にもWordに類似したGoogleドキュメントやPowerPointに類似したGoogleスライドがあり、そしてGoogle Docsはウェブアプリケーションであるため、OSは問わずインターネットに繋がる環境があれば、WindowsからでもMacからでもChromebookからでも同様の環境として作業することができます。

Microsoft OfficeはOEMのメーカーPCを買えば、多くの場合はプリインストール版として最低でもWordとExcelとOutlookが使えるPersonalエディションがインストールされていることがほとんどかとは思いますが、例えば中古PCやカスタムオーダー可能なPCの場合、Officeが入っていないこともあり別途単体で用意しようとすると結構ライセンスの金額は高いです。

しかし、現在ではこういった無料でしかもインストール不要でデファクトスタンダードとされるMicrosoft Officeとほぼ同等の機能を享受できるわけですから、非常に便利な時代になりました!(すごいよ!グーグルさん!)


製品に関する概要の説明は一旦ここまでにして、この記事で紹介したい本題の部分に入っていきましょう!

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Googleスプレッドシートは誰でも無料で使えるアプリケーションなわけですが、だからといって本家のExcelと比べて制約が多いといったこともありません。主要な関数はしっかり搭載されているし、元々Microsoft Officeにはなかった同一シートの複数ユーザーによる同時編集機能(コラボレーション機能)なんかも備わっており、仕事で共同作業などをする際はこの機能が非常に便利で、ただ無料だからというわけではなく、むしろこういった機能を使いたくてスプレッドシートを推す人というのも体感としては増えていると感じています。(現在はMicrosoft OfficeもOffice 365でその機能に対応しています)

更にGoogleならではといったExcelには搭載されていない特殊な関数もあり、今回の記事ではその関数を使って出来そうな面白いこと?を紹介したいと思っています。


さあ、その今回紹介したい関数とはタイトルにも記述しましたが「GOOGLETRANSLATE関数」というものです。この関数は指定したセルの言語(翻訳元の言語)を指定したセルへGoogle翻訳して返してくれるというものです。

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上に貼ったサンプルの画像ではA列のセルに入力した日本語をB列以降には「GOOGLETRANSLATE関数」を使って、自動で翻訳結果を表示させています(なぜか一部分ちゃんと翻訳されなかったり…変な翻訳元の単語もあったりしますが…w)


さて、このように翻訳元の言語を自動で翻訳して指定したセルへその結果を返すためには以下の関数(サンプル)をセルに挿入します。

=GOOGLETRANSLATE(A2,"ja","en")

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さて、上の関数を解説すると「A2」の部分は翻訳前の言語を入力したセルを指定しています。そして「ja」は翻訳元の言語を指定して判別しています。つまり翻訳元の言語は日本語であると教え込んでいるわけですね。最後に「en」は翻訳結果として返して欲しいのは英語であると指定しています。上記の関数は、この英語での翻訳結果を返してほしいセルの中に挿入します。

ちなみに、中国語なら「zh」です。スペイン語は「es」です。フランス語は「fr」と指定します。その他の言語についてはこちらの一覧でコードを確認することができます。

一見すると、良い使い勝手が思いつかない関数であるような気もしないではないですが…どうでしょう!?

私がこの関数ともっと早く出会っていればと思う出来事は、以前は外資企業で働いていて本社の技術者に質問をExcelでまとめて送ったりしていたんですが、回答は全てそのシート内質問横のセルに英語で返ってきました。そんな時にこの関数が使えれば大雑把にでも一括で翻訳できたなとか思うわけです(英語チンプンカンプンなので大変ありがたい!!)


あとは、Googleスプレッドシートの場合は同時編集(共同作業)に対応しているので、例えば海外の友達と文字ベースで会話をする時にチャット代わりとして、このスプレッドシートを使うといった運用もできそうですね。

たとえばこんな風に…

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まあ…機械翻訳なので、小難しい言葉を使うとめちゃくちゃな翻訳結果になってしまいそうですが、簡単な言葉なら十分に意味合いは伝わりそうですし、翻訳結果が返ってくる速度もほぼタイムラグはないと言っていいものなので、言語が違う者同士のコミュニケーションツールとしてこれはかなり使えるのではないかと思いました!

私もこのブログを始めてから、よくTOHOKUのYAMAGATAにいるIGUBEさんという言語が通じない方から絡まれる機会が増えていますので…非常にもどかしい思いをさせられて早2ヶ月くらいが経過しましたが、今後はGoogleスプレッドシートにこの関数を挿入してシートの共有機能を使って、YAMAGATAにいるIGUBEさんとも同一シート内で会話をすればなんとかなりそうですね!(笑)


すいません…この最後のくだりはネタなので真に受けないでくださいね(^_^;)


今回紹介した「GOOGLETRANSLATE関数」は、工夫して使えばいろいろ便利な活用の仕方がありそうですし、Googleスプレッドシート自体がそもそも便利で、Microsoft Officeで作成したファイルとの互換性もありますし(その逆も然り)今は企業におけるグループウェアとしてもG Suite(旧名:Google Apps)というGoogleのコンシューマー向け製品を1パッケージにしたエンタープライズ製品を導入して、いわゆるアウトオブオフィスを推進している企業も増えてきていると耳にします(私が以前に情シスをしていた会社も、私の独断と偏見でその流れを推進したという経緯もありました!)


「G Suite」の概要を紹介した記事はこちら!!

d3dayo.hateblo.jp



でででーさん
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