こちらでもスペックの紹介にRAMが3GBなどと、メモリの量をお伝えしています。最近のパソコンには32GBのRAMが搭載されることもあり、一方のスマホには32GBのROMが搭載されたりしています。その区別がつかないとネットで話題になっていますので、簡単に説明してみます。
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まずはRAMって?
RAMとは「Random Access Memory」の略。細かな説明は省きますが、特徴としては「読み出し・書き込みが速い」「電源を切るとデータが消えてしまう」というメモリです。上の画像は古いiPhoneの基盤ですが、「A4」と書かれているプロセッサがデータに直接アクセスします。
プロセッサとデータのやり取りは速いほど、サクサク動作しますので、RAMが用いられます。これがたいていのスマホでは2GB〜3GBほど用意されています。この数字が大きければ、複数のアプリを使っても余裕がありますので、サクサク動作することができます。(語弊があることはご承知おきください)
次にROMとは?
ROMとは「Read Only Memory」の略です。読み出し専用となっているのは、昔そのようなメモリしかなかったからです。今ではSSDという書き込みができるものになっていますが、慣用としてこの名前が使われています。
特徴としては「書き込み・読み込みが比較的遅い」「電源を切ってもデータが消えない」が挙げられます。アプリをインストールして電源を切るとアプリが消えるということでは困りますので、アプリはROMにインストールされます。動画や写真も同様にここへ保存されます。ストレージが32GBなどと表記されたりもしますが、数字が大きければより多くのデータが保存できます。
プロセッサとRAMとROM
これらを組み合わせてアプリの動作はこのように行われます。まずアプリをタップして起動すると、ROMからデータがRAMに読み込まれます。RAMに読み込まれたデータは高速でプロセッサから
アクセスされてアプリを動作させます。
このRAMとROMはどんどんと大容量のものが要求されています。大きなメモリが必要なアプリが増えてきたためです。これからも増えていくことでしょう。数字が大きければいいのですが、そうなると当然高額なスマホになります。他の機種と比べてみて、バランスの良い大きさを選んでいきたいところです。