タカラトミーアーツが、昨年2016年に発売したウォータースライダー型流しそうめんマシン「ビッグストリーム そうめんスライダー」の進化版「ビッグストリーム そうめんスライダー エクストラジャンボ」を発売しました。
幅120cm、高さ73cmの巨大流しそうめんマシン「ビッグストリーム そうめんスライダー エクストラジャンボ」。価格.comの最安価格は16,200円(2017年5月24日時点)
2016年6月に発売された前モデル「ビッグストリーム そうめんスライダー」は、麺が走る長さ=“走麺距離”が3.6mという見た目のインパクトと、東京サマーランドによるデザイン監修という本格派な造形がウケて大ヒット! 発売後すぐに完売し、急きょ、再生産をしたもののお盆前には完売したそうです。
そして今年、第2弾として“走麺距離”を5mに延ばした「ビッグストリーム そうめんスライダー エクストラジャンボ」(以下、エクストラジャンボ)が登場。SNS映えやパーティー需要を意識して迫力ある大きさと見た目にこだわり、幅120cm、高さ73cmまで巨大化させています。本モデルも東京サマーランドがデザインを監修。新セクションとして、同施設の人気アトラクション「DEKASLA」の左右に振られる動きが追加されています。結果、遊び心や機能性、実用性を兼ね備えていることが認められ、「世界流しそうめん協会」から認定も受けたとか。
「エクストラジャンボ」の上からの全景。水は下の水色のプールからモーター駆動により吸い上げられ、最上部から流れ出て、循環します
東京サマーランドの大型アトラクション「DEKASLA」を模した新セクション「デカスラ」。上部の水路を手動で切り替えると、そうめんが「デカスラ」へ!
まずは四の五の言わず、「エクストラジャンボ」で流しそうめんを実際にやってみることにしました! 本体の組み立てから始めます。使用するパーツは全部で51パーツ。これら以外に製氷トレーが付属します。
水の循環は、水色のプールに設置するメカボックスが行います。そのメカボックス内のモーターを駆動させるには単2形アルカリ乾電池2本(別売)を使用。なお、電池を入れる際にプラスドライバーが必要です
流しそうめんには準備や片付けが面倒くさいイメージがあるので、それぞれ1人で行った場合の時間を計ってみました。その様子をタイムラプスで撮影した動画がこれ!
上手に撮影できなかったのは、ご了承ください……。想像以上にデカかったんです(笑)。それでもかかった時間は、18分27秒。説明書がわかりやすく書いてあるので、想定していたよりも簡単に組み立てられました。
準備が整ったので会社の同僚たち(夏っぽいグッズを着用)に協力を要請して、流しそうめん、スタート!
社内では麺を茹でるのが難しいので、シマダヤの「流水麺」を使用。なんとこれは、開封後、麺を水でほぐすだけですぐに食べられる麺なんです! 「世界流しそうめん協会」推奨の流しそうめん向けの麺でもあります。薬味は、ねぎ、しょうが、ワサビ、刻み海苔などの定番品のほか、「世界流しそうめん協会」に薦められたバジルソースも用意しました
プールに水を入れて写真左のボタンを押すと、吸水口兼ファンカバーから水が吸い上げられます
水が最上部から流れて出てきたときは、参加者から歓声が起きました。早速、麺を投入!
勢いよく麺が滑っていきます!
それをすくって……
食べます
みな、真剣なまなざしで構えております。誰もが麺をすくうのに必死で思わず夢中になっていたようです。ちなみに、プレイ人数は2〜10名に設定されていますが、大人だけの場合、本体を囲むのは6〜7人が限界かも。間に子供が入るのであれば、10人でも楽しめると思います
最上部の「ザブーンバケツ」のギミックも面白い! ホースから出てきた水を溜めて、一気に放水します
次に、水路を切り替えて、前述の「デカスラ」に麺が流れるようにしました。その模様はこちら。
いままでの流しそうめんでは見られなかった、左右に麺が揺れながら流れるのが楽しいですね。
実は、「エクストラジャンボ」の説明書に、ひとりで流しそうめんができると書いてあるのを発見したんです。確かにコースが長いので十分に間に合いそう! 独身で友人も少ない筆者が、「いざ、1人で……」というときのために、チャレンジしてみました。
う〜ん、非常にシュール!(笑) しかしこのとき気がついたんです。なんか麺が流れるスピードが落ちている……。だから麺をすくうのに楽々間に合った気もします。動画でもわかるように最上部の放水ホースから水がチョロチョロとしか出てきていないことからもわかりますね。どうしてだろう……。
うわ! 取り損ねた麺が吸水口に詰まっている! このあと、麺をなんとか取り除いて水が流れる量を復活させました
思いっきり楽しんで満腹になったら、残すは片付け。本体の片付けの様子も動画でどうぞ。こちらは上手に撮れております。動画の中で筆者がいなくなるのは、パーツを給湯室に洗いに行っているからです。
片付けにかかった時間は29分24秒。1人ではさすがに大変ですね。洗うべきパーツが多かったりしますが、数人がかりでやればそんなに手間にはならないだろうという印象でした。
「エクストラジャンボ」の巨大なコースを水が勢いよく流れていると、大人でもワクワク感はハンパない! 小学生以下の子供たちであれば、その興奮度はMAXになることは間違いないです。ちなみに、気になるのは自宅での収納ですが、パッケージのサイズは44(幅)×27(奥行)×44(高さ)cmです。
「エクストラジャンボ」で遊ぶうえで、注意点は3つ。1つ目は、前述したようにプール内に麺が溜まると吸水口が詰まってしまうので、こまめにチェックする必要があります。あるいは、サイズが合いそうな茶こしを事前に吸水口に設置しておくといいと思います。
2つ目は水の交換。大勢でやれば水がにごってくるので、交換したくなります。でもこれがちょっと難しい。水を排出する場所が特に用意されていないからです。オススメの方法は、“水路外し”。一度「エクストラジャンボ」を電源オフにして水路を1個取り外し、そのあと電源をオンにして流れてきた水をボールなどに流し入れましょう。よきところで再度電源をオフにして水路を元に戻し、新しい水をプールに入れればまたきれいな水で麺が流せるようになります。
3つ目は、水路と水路のつなぎ目付近で麺をすくうこと。モタモタしていると箸で止められた麺が壁になり、流れてきた水が逆流。水路と水路の隙間から出てしまいます。遊ぶときは注意しましょう。
麺にせき止められて逆流した水が、丸く囲んだ場所から外に出てしまうことも。境目付近以外で麺をすくうことがオススメです
最後にせっかくなので、麺と薬味について。「流水麺」は当初、水でほぐすだけなのでコシがあるか心配でしたが、特にコシも味わいも悪くはないです。茹でた麺のほうがよりコシはあるとは思いますが、時間がないときは「流水麺」でもおいしい流しそうめんが楽しめると思います。薬味では、バジルソースが意外に人気! パスタにからめて食べるタイプを使ったので、そうめんにも合うようです。濃厚で大人な味わいを楽しみたい方は試してみてください。今回は用意しませんでしたが、「世界流しそうめん協会」によるとナンプラーとパクチーを入れて、そうめんをフォーのように食べるのも美味だそうです。
同梱の製氷トレーでは、人や浮き輪、イルカの形をした氷が作れて、本機で流せます。今回作ったのに、冷凍庫に入れっぱなしで忘れてました…・・・残念
月刊アイテム情報誌の編集者を経て価格.comマガジンへ。家電のほか、ホビーやフード、文房具、スポーツアパレル、ゲーム(アナログも含む)へのアンテナは常に張り巡らしています。映画が好きで、どのジャンルもまんべんなく鑑賞するタイプです。