女性のウエスト58cmという、男の幻想と女の呪縛【勝部元気】

 タレントやグラビアアイドルのプロフィールを見ていると、かなり多くが「ウエスト58cm」と表記していますよね。漫画やゲームの女性キャラクターでもウエスト58cmに設定されていることが少なくありません。

「男の身勝手な妄想もいい加減にせい!」と感じる人も多いのではないでしょうか?

ウェスト

30代で腹囲60cm未満は、たったの0.3%!



 国民健康栄養調査(平成26年版)によると、ウエスト(腹囲※)60cm未満の20代女性は全体の2.9%、30代女性はわずか0.3%に過ぎません。ボリュームゾーンは70cm台前半です。つまり、ウエスト58cmというのは「痩せている人」ではなく、「稀に見るほどズバ抜けて痩せている人」なのです。

 日本人なのに男性俳優や男性キャラクターが全員身長190cm以上になっているようなもの、と思えば男性にもその異常さが分かって頂けると思います。

※一般にウエストは一番細い部分を測るが、「腹囲」はへそ周りのサイズ。

BMI

国民健康栄養調査より

ガリガリは色気がない? 余計なお世話だ!



 女性自身も、どんな体形であれ、スタイルを気にしている人も多いはずですが、男の余計なひと言がまったくフォローになっていない。

 たとえば、「ガリガリは(男から見て)色気がないよ」とか、「ダイエットなんてしなくて良いよ。ぽっちゃりしているほうがいいよ(or今のままで良いよ)」と言ってくる男性、必ずいますよね。

 でも、それは全然フォローではないどころか、むしろ絶対に言ってはいけないこと。職場で言えばセクハラです!

 というのも、女性の体は男性のためにあるのではないからです。男性目線で女性の体型に優劣をつける(=ジャッジする)こと自体が、女性の自分の体に対する自己効力感を弱めている。褒めようが貶そうが女性を振り回していることには変わりないのです。

 多くの男性は「外見を褒める=良いことをしている」つもりかもしれないですが、ほとんどが的外れです。それは彼らの「褒め」が(1)TPOや親密度をわきまえないから、(2)外見だけに評価が偏っているから、(3)女性の美を「モノ」のような視点で評価している=対等な人間として評価していないからだと言えます。

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著者は、ナンパ禁止論や反・不倫論で話題を呼んでいるコラムニスト。男性から、かつ若手からの立場で、女性に厳しい社会に真っ向からダメ出しをする。

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◆勝部元気

1983年東京都生まれ。早稲田大学社会科学部卒。コラムニスト・社会起業家。専門はジェンダー論、現代社会論、コミュニケーション論、教育論等。他にも幅広い知識習得に努めており、所持資格数は66個にのぼる(2015年6月現在)。雑誌・TV・web等でコメンテーター活動をしている他、働く女性の健康管理を支援するコンサルティング会社(株式会社リプロエージェント)の代表取締役CEOを務めるなど、各種ソーシャルビジネスに携わっている。ブログ『勝部元気のラブフェミ論』(http://ameblo.jp/ktb-genki/)は、男性なのに子宮頸がん予防ワクチンを打ったレポートが話題となった。twitterは@KTB_genki 初の著書『恋愛氷河期』(小社刊)は発売中

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