中古車業者の99%は真面目に営業をしています。
しかし、中にはとんでもない業者が混ざっているのも事実です。
今回はそんな「とんでもない業者が行った悪事」をいくつかご紹介します。
目次
悪徳業者の手口① 事故歴詐称
これは、文字通り「過去の事故歴」を詐称して売る販売業者です。
過去に大きな事故を起こした車は、必ず購入者に「告知」しなければいけません。
しかし、事故歴を隠したまま「無事故車」として販売する悪徳業者が存在します。
事故車を格安で仕入れてから、自社で修理をして、無事故車として販売するケースが多いようです。
しかし、これは「詐欺行為」になります。事故車だと分かった時点で、車を返却、返金してもらいましょう。
もし、それに対して対応しない場合は、警察に相談して詐欺で立件してもらえるように、行動してください。
悪徳業者の手口② キャンセル詐欺
悪徳で有名な業者の手口です。
まず、普通に中古車を販売します。入金確認後、納車日になると「車に急なトラブルがあって、販売できなくなった」などと伝えます。
しかたないのでキャンセルをして返金口座を伝えると、そこには数万円しか返金されません。
驚いて問い合わせると「あなたの一方的なキャンセルなので、差額は迷惑料になる」などととんでもないことを言ってくるのです。
とんでもない業者ですが実在します。
当然訴訟もされていますが、訴訟上等な「本当にひどい業者」です。面倒になって諦めてしまう人も多いからです。
このような業者は、早く詐欺罪で逮捕されることを望みます。
悪徳業者の手口③ 購入していない車の販売詐欺
これは、私も知っている近所の業者でした。相当資金繰りに困った末にやったことのようです。
この業者は、赤の他人の車検証だけ入手してから、それをオークションで落としたなどと噓をついて、客に販売。
500万円を振り込んだ客から「納車が遅すぎる」とクレームが入りましたが、輸送トラブルなどと数か月のらりくらりです。
そのうちに、購入者が写しでもらっていた車検証の所有者に連絡したところ「車は売っていないし、現在も私の家にある」と言われびっくり。
販売者を問い詰めると「その人から購入するつもりだった・・」などと苦しい回答
すぐに返金を求めましたが、「運転資金で使ってしまって今は無いので待ってくれ」
酷い話ですが、その後この販売店はつぶれてしまい、購入者のお金もほとんど帰ってきませんでした。(資産が何もなかったため)
悪徳業者の手口④ 買取契約後の減額詐欺
最後は、買取業者の詐欺についてです。
この業者の手口は以下です。
まず、中古車を売りたい人に高額査定を提示して、買取します。
例えば100万円で契約したのち実際には30万しか振り込みません。
車を売った客がクレームを入れると
「購入後に重大な過失が見つかったので、オークション相場相当に減額した。それは契約書に記載してある」
などと回答します。
「それなら、キャンセルするから車を返してくれ」と伝えてもすでに車は売却済み。
上記を繰り返している悪徳買取業者は存在します。
中古車業者の詐欺に気を付けろ! 実際にあった悪徳業者の手口 まとめ
今回ご紹介した例は嘘みたいですがすべて本当にあった事例です。
被害者にならないためには、「聞いたことがない業者で購入しない」ことが重要です。
もし、近所の小さい中古車屋で購入する際は、念のためネットで評判などを調べておきましょう。
買取業者に関しても、大手にするか、一括査定に登録してある業者の中から選ぶなど自衛策を講じておきましょう。