高松でカタタチサトさんソロ公演「ぬぐいぬち」 香川ゆかりのアーティストとコラボ
高松常磐町商店街内「いろは市場」跡地(高松市常磐町)」で5月19日・20日、カタタチサトさんのソロ公演「ぬぐいぬち」が開催された。当日は立ち見も出るほど人が集まった。
カタタチサトさんは2014年、高松市へ移住。子どもの創造力を育む同市の派遣事業「芸術士」やファイアーシアター、瀬戸内サーカスファクトリーへの出演・協力などの活動に取り組んでいる。
同公演では、同市在住の、卵の殻を使った造形・インスタレーションを行う長野由美さんや、香川の伝統工芸「保多織」を使った衣装デザイナーの平川めぐみさん、小豆島出身の照明作家・筆谷亮也さんなど、国内外で活躍し香川にゆかりのあるアーティストらがコラボした。
商業施設跡地でダンサーの身体表現と音楽が重なり、美術や衣装、光が交わり浸食しながら変化していく時間を表現した。
カタタチサトさんは「県内にも芸術に関わっているアーティストはたくさんいるが外とのつながりが薄い。今回の公演準備では、だんだんと地元の人たちが協力してくれるようになり、水面に投げた石から広がる波紋のような感覚を覚えた。この公演が一つの作品を一緒に作り、芸術の輪を広げていくきっかけになれば」と期待を込める。
【お詫び】当記事は5 月15 日、イベント公演前の告知記事として掲載しました。初日である19 日の公演のスタート直後、入場者数の制限があることが分かり、記事としてその旨を掲載していないことに気付きました。翌20 日も公演があり、さらに公演前に問い合わせもあったため、読者に事実と異なる情報が伝わってはいけないと考え、いったん記事を非公開としました。その際、当事者でいらっしゃるカタタチサトさんに無断で行ったことは正しくない判断であり当編集部の落ち度でした。その後、事実確認を踏まえ当日の様子を加筆して、公演が行われたことを記録する記事として23 日、再度公開しました。記事内容が変更になったにもかかわらず、同じURL で記事を再公開したことについても混乱を招き大変申し訳ありません。カタタチサトさんをはじめとする関係者の皆さま、読者の皆さまには大変ご迷惑をお掛けしました。深くお詫び申し上げるとともに再発防止に努めてまいります。
高松経済新聞 編集長 茶園正行