自分の言葉を設計し直す
誰かに何かを伝えたいときにアウトプットをゼロからまとめるが大変だと感じる。例えばデザインの思考だったり、コーディングのテクニックだったり。毎日、さんざんインプットしているつもりだけれど、多くの情報は垂れ流しになり、必要な時に伝えられない。ここ半年くらい悩んでいて、もはや限界だ。再設計しないと。
最終目標を考える
冷静になって考えよう。悩みを解消した後の最終目標は何だろう。それはたぶん的確なアウトプットができるようになることだ。
アウトプットのかたちは受け手によって変えた方がいい。そのほうが伝わりやすくなる。仲間が目の前にいるならプレゼン資料をまとめる。新人相手なら簡略化したり、たとえ話を多めにするかもしれない。Webを介して同業の人に伝えるならばQiitaなどに詳しく書く方がいいだろう。
そこまで理解できているというのに、ひとつのアウトプットをまとめることに苦労しているのが辛い。仕事をしながら限られた時間の中で、受け手に合わせた無数のアウトプットを行うなんて現実味がない。そもそも、毎回ゼロから作っているようではダメなんだろう。
wikiの活用
アウトプットの直前になってインプットし直すのは辛いので、日頃のインプット方法から見直そう。色々調べてみると、情報の蓄積には編集と整理に特化したwikiがよく使われているらしい。
真っ先に見つけたのはPukiWiki。サーバーの自動インストールもあったが、最近は開発が止まっているのとMarkdownが内包されていないようなので保留。UIも古くて好きじゃなかった。
ここは一足飛びに最新作を使おうと考え、gollumを経由したあとにCrowiへとたどり着いた。プライベート環境で、Markdown・シンタックスハイライトも備わっていて直近でも開発は継続。...が、セッティング方法が難しくて断念。今のスキルでは使いこなすこと自体に時間を奪われそう。
最終的には、 ConfluenceとQiita:Teamを見た後にesa.ioを使い始めた。ゆるいイメージの割に機能的には申し分ないギャップw テキトーに放り込んだ情報の構造を整理しやすい点がいい。月500円という、個人レベルでも継続しやすい料金プランになっているのもありがたかった。
アウトプットはデザイン
蓄積したものをそのままアウトプットするのでは情報の劣化コピーになるだろう。ああ、この感覚はデザインと同じじゃないだろうか。あらゆるものを吸収して租借し、自分の言葉で伝えられるまで昇華させてアウトプットしていけば上手くいく気がする。楽しみが増えた。