砂利運搬船の乗組員2人死亡 船倉で作業中に倒れたか

25日夜、大分県中津市の港に接岸している砂利運搬船の船倉の中で、60代の乗組員2人が倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。2人は船の浮力を調整する装置を点検するために船倉に入っていたということで、警察が死因などを調べています。
25日午後7時半ごろ、県中津市の消防に「中津港の船の中で2人が倒れている」という通報があり、消防が駆けつけたところ、港に接岸する砂利運搬船の中で男性2人が心肺停止の状態で倒れているのが見つかりました。

警察によりますと、倒れていたのはいずれも船の乗組員で、福岡市の会社員、向江政二さん(63)と田中重光さん(60)で、病院に搬送されましたが、2人ともおよそ1時間半後に死亡が確認されました。

2人に目立った外傷はなく、船の浮力を調整するタンクを点検するために船倉に入ったあと、中で倒れているのが見つかったということです。

警察は2人が船倉の中で作業をしてる途中に、何らかの原因で倒れて死亡したと見て、死因などを調べています。